食料醸界新聞は、毎号、トレンドに合わせた特集・企画をしています。
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5月19日「輸入酒特集」
08年前半の輸入酒市場は、昨年来の対外為替相場の高止まり、原油高、国際的需給逼迫等によるFOB価格の高騰、海上運賃の上昇などが重なりシャンパーニュをはじめ、ユーロ圏ワイン、シングルモルトウイスキー、ブレンデッド・スコッチなどの値上げが、1月、3月4月など五月雨的に出揃った。同時にキリン(4月1日)、メルシャン(7月1日)、アサヒ(9月1日)による国産・輸入酒類のほぼ全面的なオープン価格化が推進され、移行が宣言された・・・本文
5月15日「家庭用ジャム特集」
家庭用ジャムは原資材の上昇で値締めが浸透、この15年間の価格下落傾向に歯止めをかけ、価格是正に向かっている。「アヲハタ55ジャム」大瓶イチゴの参考小売は1993年440円から04年には380円に。ブルーベリーは93年520円から07年3月440円に。原料相場や調達量などを勘案する必要はあるだろうが、この10〜15年で建値上においても価格の低下が進行。建値と実勢の乖離から、価格改定より値締めが先行しているようだが・・・本文
5月12日「はちみつ特集」
はちみつの世界相場の高騰が続く。世界の輸入ソースである中国産が北京オリンピックを前に上昇気配を見せ、価格高騰がとどまらない。これが影響してマーケットにおけるはちみつ販売動向は、年明けから総じて重い動きでスタート。メーカーサイドの利益率は低く、これに嵩んだ検査料や原料上昇問題が加わった厳しい状況が継続しており、これをクリアできるか否かが、各メーカーの共通課題ともなっている・・・本文
5月12日「東北酒特集」
旧2級酒市場の東北エリアでは06年5月の酒税法改正から丸2年、昨年9月末で「新法清酒」に切り替わり、酒質向上から新たな飛躍の跳躍台に立っている。東北6県清酒の19FY課税移出数量(中央会調べ)は全国平均を1ポイント下回る94・7%で依然として回復の足取りは鈍いが、調整局面を乗り越え、競争力強化が課題となる。こうした中で首都圏中心に県外シフトを図る主産地秋田の地酒イメージが上昇、山形、福島、宮城の個性化戦略も・・・本文
5月8日「元気印『リージョナルチェーン』」
全国で活躍するリージョナルチェーンが元気だ。エリア展開では首都圏と近畿圏に出店を集中させる2眼レフ作戦組≠ゥら、中国を拠点に四国、九州へと拡大組、近畿圏から中部圏へと打って出る組まで、多彩な顔ぶれだが、共通するのが得意の業態がしっかりしているのと地域1番店が多く、かつエリアでの市場占拠率が高いことだ。この傾向が強ければ、当分企業の安泰ぶりが保証された形で、今後の動きも注目されるところだ・・・本文
5月1日「乾麺特集」
3月10日号の乾麺特集で報じたように、今年の乾麺市場は、原料高騰を受け機械麺各社および手延産地は値上げを実施。その後、3月末から4月にかけて、店頭の売場もスタート。定番はもとより、第1のヤマ場であるゴールデンウイークを前にした特売や月間奉仕などの価格も、徐々に店頭では上がってきているようだ。とはいえ、4月に小麦が30%アップ、秋にも値上げが想定されている・・・本文
5月1日「めんつゆ特集」
めんつゆ商戦は、トライアル需要期を迎えており、この連休を境にいよいよ本格消費シーズンへと突入していく。ことしは3、4月と前年同期に比べると各メーカーとももうひとつ勢いが見られず、実績割れが目立っている。この要因としては、例年と比較して4月は低温の日が多かったこと。さらにコストプッシュが昨年にもましてシビアに各メーカーの採算低下を加速させる中・・・本文
4月28日「パスタ特集」
パスタは、短期間に2回の値上げという価格激変モードの中、仮需、実需の両面から今年に入って拡大歩調にある。5年連続成長のあと昨年は一頓挫したが、再び30万dマーケットへ前進ムード。3月から再値上げの国産業界が新値浸透と併行してメニュー提案型のプロモーションを強化。家庭用はパスタソース専業筋も意欲的で宣伝面の強化とともに流通対策、インストアプロモーションを連動、消費喚起アクション。昨年は国産が比較的堅調だったが、輸入はユーロ高のコスト直撃で振るわず・・・本文
4月24日「マーガリン・スプレッド特集」
長らく減少傾向にあった家庭用マーガリン市場が、久々にプラスに転じている。昨年10月あたりからバターの需給がひっ迫基調となり、バター入りやケーキ用マーガリンなどにバターの代替需要が加わったためとみられる。同時に、食パン消費の伸びも見逃せないが、小麦の大幅な値上げ、さらにはマーガリン原料油の高騰、家庭用バターの値上げ等々、マーガリン事業の先行き不透明感はぬぐえない・・・本文
4月21日「コメ流通特集」
消費者の食スタイル≠ェ変化を見せている。ある調査機関によれば「1回の炊飯は2食分」との回答が32%に。また「雑穀を入れて炊く」が25%に上昇して、家庭内で工夫を凝らす層が拡大する。こうしたトレンドを捉えて、大手コメ卸はこのところ、業界枠を超えたグローバルな視点での積極施策に乗り出した。食品メーカーや総合商社とタッグを組みコメ食提案のコラボ≠ェ活気を帯びている・・・本文
4月17日「清酒特集」
清酒業界は値上げへのカウントダウンが注目される。一部、中小蔵の通知が出ているが、問題は大手筋の動きで、5月の連休明け以降にアクションがありそうな観測もある。値上げとともに値締めができるかどうかが、今後の健全経営を占う試金石。需要開発では消費が増えている分野への強化策が進む・・・本文
4月14日「アイスクリーム特集」
アイスクリーム市場は07年度(4〜3月)で約3600億円強、前年比104%あたりの着地とみられる。昨年8〜9月の猛暑が追い風となったが、各社主力品を中心に商品力を磨いてきたことが奏功した。今年は各社止む無く価格改定を行っており、今後の動向が注視される。かねて課題だった100円の壁を乗り越えることができれば、今後の商品展開に幅が広がり未来に展望が開ける・・・本文
4月10日「海外ブランドビール特集」
海外ブランドビールが今また新たな意味を帯び始めている。80年代末から90年代初頭にかけてのバブル経済の円高時代の輸入ビールブームは、円高での輸入価格の低下による国産ビールに対する割安感がテコになったブームだったが、今回は脱ピルスナー≠ニもいうべき要素を含んだ動きのように見える。ビールの輸入数量はマイナス傾向にある中で、ピルスナー・タイプのビールが世界を席捲する以前(19世紀末以前)の、ベルギーの多様なスタイルのビールや、アイリッシュ・スタウトなどに対して・・・本文
4月10日「缶・びん詰・レトルト食品特集」
缶びん詰・レトルト食品市場は原材料や資材の高騰により、値上げや値締めする商品が増えてきた。水産資源は世界的な需要の増大から、量的な確保が困難になったり、日本の“買い負け”するケースも増えているという。改めて商品価値の訴求と大切に売ることが求められる。「中国産冷凍餃子事件」の影響を受け、フルーツ缶では中国産が敬遠され販売数量は半減、「100円均一セール」もできない状況・・・本文
4月7日「乾物・ふりかけ・お茶漬特集」
乾物類は、中国産冷凍ギョーザ事件などを機に、内食化の流れに乗って順調な動きを見せている。とくに、国産原料ものの引き合いは強く、瞬間的に倍の売り上げを見せるが、実際は、多くの乾物が中国をはじめ他の国の原料に負っている。が、このところ、バイオ作物への転作、BRICSの消費増などから不足、高騰の傾向にあり、値上げに踏み切るものの、末端価格に中々浸透せず採算を圧迫・・・本文
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