食料醸界新聞は、毎号、トレンドに合わせた特集・企画をしています。
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洋酒・ワイン関連(2017年11月9日号)
洋酒カテゴリーではウイスキーや高級ジンに注目が集まっている。ウイスキー市場の活性化に加えて、ビールなどの“クラフト”ブームも影響しているもよう。海外市場への展望も開け、勢いがさらに加速しそうだ。
ウイスキー市場は引き続き好調に推移している。ハイボールブームで注目が集まり、TVドラマ「マッサン」放映を機に勢いを加速。放映終了後の反動減もなく、ビギナーから愛飲層までを広く引きつけ続けている。原酒不足の状態は続いているものの、長期的な成長戦略が実感をもって描けるようになってきた。新しい飲み方提案やこだわりの限定品など、状況に応じた話題喚起を続け、安定成長に向けた取り組みが進められている。 ウイスキーの酒税課税状況(国税庁調べ)は1〜7月で国産110・4%、輸入1(…)
ウイスキー市場は引き続き好調に推移している。ハイボールブームで注目が集まり、TVドラマ「マッサン」放映を機に勢いを加速。放映終了後の反動減もなく、ビギナーから愛飲層までを広く引きつけ続けている。原酒不足の状態は続いているものの、長期的な成長戦略が実感をもって描けるようになってきた。新しい飲み方提案やこだわりの限定品など、状況に応じた話題喚起を続け、安定成長に向けた取り組みが進められている。 ウイスキーの酒税課税状況(国税庁調べ)は1〜7月で国産110・4%、輸入1(…)
鏡餅(2017年11月9日号)
鏡餅市場は約120億円規模で横ばいを維持している。金額シェアが大きいのは中に個包装の餅が入った中型鏡餅だが、最近支持を得ているのは小型鏡餅。中型からのシフトが見られ、年々販売数が増加傾向にあるという。各社はかわいらしいフィギュアをつけ、消費者の興味喚起に力を入れている。18年の干支は「戌」。ペットとしても親しまれていることから、例年以上に小型鏡餅に注目が集まることが期待される。
17年は12月の曜日の並びが良いという。売り上げが上ブレするとされる大安が12月30日(土)に来ていることから、大晦日間際まで売れるものと期待されている。16年の鏡餅購入時期は12月26日週だけで55%を占めており、鏡開き(1月11日)には53%の人が餅を食べたという。 店頭が盛り上がり出すのはまだ先だが、商談ベースではすでに「(…)
17年は12月の曜日の並びが良いという。売り上げが上ブレするとされる大安が12月30日(土)に来ていることから、大晦日間際まで売れるものと期待されている。16年の鏡餅購入時期は12月26日週だけで55%を占めており、鏡開き(1月11日)には53%の人が餅を食べたという。 店頭が盛り上がり出すのはまだ先だが、商談ベースではすでに「(…)
本格焼酎(2017年11月6日号)
本格焼酎は、今年1〜8月の課税数量(日本酒造組合中央会概数)で、前年比0・9%減(前年同期0・4%増)と堅調に推移。需要活性化へ話題作りの成果が着実にあらわれており、継続的な積極取り組みがより重要な局面。6月の公正取引基準見直しで、値上がりした一部NB商品と、あまり変動していない商品との価格差が広がっていることで、需要期での消費への影響も焦点。また、中小零細企業の酒税の軽減税率を定めた「租税特別措置法第87条」が、2017年度末(18年3月)で適用期限を迎えることで、年末の税制改正大綱に関心が集まる。
本格焼酎の課税数量は、国税庁確数の1〜12月で10年が前年比4・8%減のあと、11年は0・6%減、12年は5年ぶりの実績クリアで0・1%増、13年は1・7%減、14年は0・9(…)
本格焼酎の課税数量は、国税庁確数の1〜12月で10年が前年比4・8%減のあと、11年は0・6%減、12年は5年ぶりの実績クリアで0・1%増、13年は1・7%減、14年は0・9(…)
歳暮ギフト(2017年11月2日号)
東京地区百貨店の歳暮商戦は、島屋が101・4%と前年超えを目指すものの、軒並み前年実績の確保を目標に据えている。歳暮に限らず折々の儀礼ギフトが縮小傾向にあるなかで、ギフトセンターは前年割れの見通しを示す社もあり、WEB経由の購買を喚起・維持することで実績を確保したいものとみられる。
景況感は衆院選が与党の大勝で終わり「政治的・経済的に大きな動きはなく堅調」と胸をなでおろす声が聞かれる。売り上げ上位カテゴリーの予想は別表の通り。多くの社が洋菓子がトップに来ると見込む。ギフトといえばビールが根強い人気。ADO(共同仕入れ機構)商品の、日本が誇る食材や技術・生産者に注目し新しいおいしさを提案する「E‐ZEY JAPAN(イーゼイ ジャパン)」シリーズに東京国立博物館デザインの缶ビ(…)
景況感は衆院選が与党の大勝で終わり「政治的・経済的に大きな動きはなく堅調」と胸をなでおろす声が聞かれる。売り上げ上位カテゴリーの予想は別表の通り。多くの社が洋菓子がトップに来ると見込む。ギフトといえばビールが根強い人気。ADO(共同仕入れ機構)商品の、日本が誇る食材や技術・生産者に注目し新しいおいしさを提案する「E‐ZEY JAPAN(イーゼイ ジャパン)」シリーズに東京国立博物館デザインの缶ビ(…)
チェーンストア(2017年10月30日号)
チェーンストアの17年3〜8月業績をみると、人手不足などによる人件費の高騰に加え、それに対応するためのセルフ精算レジの導入、惣菜・生鮮加工センター機能の強化といった設備投資が膨らんだ。また、ネット通販企業の食分野強化が進むなか、各社ともリアル店舗としての“強み”を発揮しようと、売り場提案力の強化やイートイン機能の充実などに取り組むが、人手不足のなかでは、これにもコストがかかった。ライフコーポレーションなどは、既存店売上高を前年比102・2%と伸ばし、粗利率も前年並みを維持したにもかかわらず、人件費などコストの上昇を吸収しきれず、営業益は減益となった。コストが上昇するなか、企業の存続・成長には、さらなるヒト・設備への投資が不可欠な経営環境で、チェーンストア業界はまさに“体力勝負”の様相を呈してきた。今後は、(…)
マーガリン・スプレッド(2017年10月26日号)
家庭用マーガリン類がようやく復調の兆しをみせ、この秋は新商品・改良品の導入が活発化、店頭での需要喚起策に熱がこもる。食パン消費が堅調に推移する中で、他のスプレッド、とろけるチーズ、はちみつ、オリーブ油、不足感解消のバター等々、競合品は少なくない。調理や製菓・製パンなど多様な用途提案が、店頭、WEBで展開されている。一方、直近の原料油価値上げで業務用マーガリンの値上げが実施されており、同様にコスト面で厳しい家庭用での対応、動向が注視される。
17年4〜8月の家庭用マーガリン市場は前年同期比95%程度(物量、金額ベース)で推移、一昨年、昨年と続いたマイナス成長も小幅になり、復調の兆しがみえる。タイプ別でみると、最大ジャンルのプレーンタイプが93%(市場構成比49%)と低迷が続く。ほ(…)
17年4〜8月の家庭用マーガリン市場は前年同期比95%程度(物量、金額ベース)で推移、一昨年、昨年と続いたマイナス成長も小幅になり、復調の兆しがみえる。タイプ別でみると、最大ジャンルのプレーンタイプが93%(市場構成比49%)と低迷が続く。ほ(…)
清酒(2017年10月23日号)
清酒は需要期本番。今年は秋の訪れも早く、冷え込みに連れて消費ピッチの上昇が期待される。6月の酒税法改正で公正取引基準の見直しが行われたこともあって、今秋は主力パックのリニューアルをはじめ、品質面の付加価値強化、健康面の機能性強化など商品施策が一段と活発。改正を機に見直された店頭価格が、需要期に入って再び下落気味(メーカー)と気掛かりの様子もあるが、各社「以前のような無理はできない環境であり、自社の立ち位置を明確にして、きっちり対応していく」との姿勢。公正な取引環境是正の中で、ブランド力の勝負が改めて注目される。
清酒の課税数量は日本酒造組合中央会の1〜8月概数合計で、前年比2・1%減の29万7456kl(約165万3000石)。6月の改正酒税法施行により、取引条件見直し前の(…)
清酒の課税数量は日本酒造組合中央会の1〜8月概数合計で、前年比2・1%減の29万7456kl(約165万3000石)。6月の改正酒税法施行により、取引条件見直し前の(…)
白みそ(2017年10月19日号)
最需要期に向けて、白みそ商戦が水面下で熱くなってきた。正月商材の代表格である白みそは、12月商戦に集中する。量販店は、それに向けて11月頃から品揃えを強化し始める。また、今年は業務用で新たな動きが見られる。西京味噌が開発した“西京白みそ 微粒仕立て”がそれだ。畜産加工メーカー向けに“ポーク西京漬け”を提案するというもので、白みそ需要の拡大にどこまで繋がっていくか注目される。
白みその最需要期は、歳末商戦に集中する。正月の雑煮用ニーズが最も高い。量販店の中には、12月単月で「年間みそカテゴリー売上高」のベスト5に入るほど売る企業もあり、正月商材の代表格という特性を持っている。当然、こうした特性をもつ事から白みそは量販店にとっても貴重な利益商材だ。下手な価格訴求は自らの首を絞める(…)
白みその最需要期は、歳末商戦に集中する。正月の雑煮用ニーズが最も高い。量販店の中には、12月単月で「年間みそカテゴリー売上高」のベスト5に入るほど売る企業もあり、正月商材の代表格という特性を持っている。当然、こうした特性をもつ事から白みそは量販店にとっても貴重な利益商材だ。下手な価格訴求は自らの首を絞める(…)
スープ市場(2017年10月19日号)
17年度(4〜3月)のスープ市場は全体で3年連続3〜4%増の予想。好調が続く味の素社は『温朝食』キャンペーンを継続しSNSを活用した消費刺激策も打ち、売上高最高の更新を狙う。ポッカサッポロフード&ビバレッジは「じっくりコトコト」ブランドに新CMキャラクターを起用、レンジ対応の「ご褒美ダイニング」やプレミアム感のあるスープなどを訴求。理研ビタミンは「わかめスープ」を今春一新、改めて“簡単&ヘルシー”や“ご飯に合う”価値をアピールする。
カテゴリー別の17年度予想は洋風ワンサーブスープが5%増と引き続き順調に成長する見通し。容器入りのスナックスープは2%増、FD(フリーズドライ)ブロックを中心としたウィズライススープは5%増、レトルトスープは5%減、クッキングスープは2%減。(…)
カテゴリー別の17年度予想は洋風ワンサーブスープが5%増と引き続き順調に成長する見通し。容器入りのスナックスープは2%増、FD(フリーズドライ)ブロックを中心としたウィズライススープは5%増、レトルトスープは5%減、クッキングスープは2%減。(…)
ワイン(2017年10月16日号)
ワイン市場は日常消費の浸透や飲用層の広がりに手応えが感じられるものの、9月までの状況はほぼ前年並みとなっているようだ。体感では“踊り場感”が昨年以上に強いという印象が大勢を占める。昨年に爆発的な伸びを見せた低価格チリワインが沈静化。「RTDへの需要流出」も言われるなど混沌とした市況となっている。家庭用が堅調な一方で業務用が伸び悩み、低価格が伸び悩む一方で中価格帯は堅調など様ざまな事象が入り乱れるが、“将来性”は依然として揺るがないところが強みといえそう。注力銘柄は依然として好調な推移を続けており、パーティー需要も増える秋冬の取り組みが注目を集める。
ワインの課税数量(国税庁調べ)は、16年は前年比3・8%減の36万4000klで9年(…)
ワインの課税数量(国税庁調べ)は、16年は前年比3・8%減の36万4000klで9年(…)
ふりかけ・お茶漬けの素(2017年10月12日号)
ふりかけ市場は好不調を繰り返しながら、世帯当たりのコメ購入量が減少する中で一定の規模をキープしている。17年度は特に前半戦が伸び悩んだが、新米も出回り秋の行楽・運動会、受験生応援など販促企画で売り込みを強化し巻き返す。減塩や乳酸菌入りなど健康系はまだ育成段階。お茶漬けの素は永谷園が昨年後半から回復し、市場全体も復調傾向。
1〜8月のふりかけ市場は前年比約5%減と振るわない。前年はカテゴリーにより好不調はあったが、17年は総じて伸び悩んでいる。ボリュームが一番大きな直詰が4%減、混ぜ込みタイプは7%減、ウエットタイプ10%減、大袋分包が1%減、ミニパックは5%減、サケびん詰7%減。2番目に売り上げが大きなサケびん詰を除くと減少幅は1〜2ポイ…)
1〜8月のふりかけ市場は前年比約5%減と振るわない。前年はカテゴリーにより好不調はあったが、17年は総じて伸び悩んでいる。ボリュームが一番大きな直詰が4%減、混ぜ込みタイプは7%減、ウエットタイプ10%減、大袋分包が1%減、ミニパックは5%減、サケびん詰7%減。2番目に売り上げが大きなサケびん詰を除くと減少幅は1〜2ポイ…)
包装餅(2017年10月12日号)
包装餅のハイシーズンが近づいてきた。2017年の生産量は1〜8月で104・4%と前年を上回って推移している。これからが商戦本番、震災特需があったともいわれる16年超えに期待がかかる。一方で市場の飽和を指摘する声もある。業界団体ではスポーツに励む中学生に餅を取り入れてもらう取り組みを推進。メーカー各社はいままでとは異なる食べ方ができる商品の開発に力を入れる。
4・5月から新年度が始まる各社の包装餅の動きは、サトウ食品工業(5〜7月)=前年比92・4%(10億37百万円)▽越後製菓(4〜9月)=102%▽たいまつ食品(4〜9月)=93%。 サトウ食品は子会社の決算期変更などの影響で減少。たいまつ食品は昨年の熊本地震による需要増の反動が響いた。また昨年12月出荷分が1〜3月で消化し(…)
4・5月から新年度が始まる各社の包装餅の動きは、サトウ食品工業(5〜7月)=前年比92・4%(10億37百万円)▽越後製菓(4〜9月)=102%▽たいまつ食品(4〜9月)=93%。 サトウ食品は子会社の決算期変更などの影響で減少。たいまつ食品は昨年の熊本地震による需要増の反動が響いた。また昨年12月出荷分が1〜3月で消化し(…)
育児関連(2017年10月5日号)
育児用粉ミルクの1〜7月生産量は1万6165t、前年比95・9%。出生数の減少と、中国における日本の粉ミルク需要減少が響く。利便性を高めるなど付加価値戦略を推進するが、既存の事業領域では拡大が難しい環境にあり、1歳以上に対象を広げた成長サポート飲料で事業拡大に臨む。さらに技術と栄養の知見をいかした“大人向け粉ミルク”が注目される。
育児用粉ミルクの生産量は、出生数減少に加えて昨年後半から中国での日本仕様の粉ミルク需要の減少が影響した。育児用粉ミルクは各国に規格があり、中国当局が日本製品の販売について取り締まりを強化している。手土産レベルのインバウンド需要は問題ないとしても、中国国内で販売するブローカー的な動きが抑えられているようだ。(…)
育児用粉ミルクの生産量は、出生数減少に加えて昨年後半から中国での日本仕様の粉ミルク需要の減少が影響した。育児用粉ミルクは各国に規格があり、中国当局が日本製品の販売について取り締まりを強化している。手土産レベルのインバウンド需要は問題ないとしても、中国国内で販売するブローカー的な動きが抑えられているようだ。(…)
家庭用プレミックス(2017年10月5日号)
家庭用プレミックスは、大手製粉系中心に春秋に新商品を投入、店頭の販促を展開するパターン。今秋は高品質、簡便性、エコノミー訴求の商品群に、さらに健康性を強化して消費喚起を図る。日清フーズの「糖質50%オフ」、日本製粉の「乳酸菌入り」などである。無糖系ミックスでは、日清、日粉、昭和の製粉系主体にオタフクなどが、主食系のお好み焼粉・たこ焼粉、揚げ物用の天ぷら粉・から揚げ粉などの拡販アクションを強化。店頭では、生鮮連動のクロスマーチャンダイジングが一般化している。旬の食材を使うメニュー提案型の販促がこのところ活発化してきた。加糖系は、大手製粉系と森永製菓などが、簡便性、汎用性でホットケーキミックス中心の戦略で、それへの集約が進んだ。しかし、同ミックスの市場構造はPBの比率が大きく、価格競争が激しい。不採算カテゴ(…)
和風だしの素(2017年10月2日号)
和風だしの素市場は最大用途のみそ汁で“手作り派”が減少しているだけでなく、家庭内での調理機会も減っていることから漸減傾向に歯止めがかからない。それでも家庭内の常備率は約85%と高い和風調味料。中でも「減塩」タイプや「焼きあごだし」は2ケタ成長が続き好調。世帯人数の減少を背景に大容量中心から中小容量の購入率が高まっている。「和食の日」(11月24日)に向けて他の和風調味料や食材とともに店頭露出度も高まってくる。
16年度(4〜3月)および17年4〜7月の和風だしの素市場は、消費者購入金額ベースで1%減、重量ベースではさらに1ポイント低下している。市場規模は385億〜390億円(16年度、消費者購入ベース)。購入率や家庭内常備率に大きな変化はないものの、世(…)
16年度(4〜3月)および17年4〜7月の和風だしの素市場は、消費者購入金額ベースで1%減、重量ベースではさらに1ポイント低下している。市場規模は385億〜390億円(16年度、消費者購入ベース)。購入率や家庭内常備率に大きな変化はないものの、世(…)
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