食料醸界新聞は、毎号、トレンドに合わせた特集・企画をしています。
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6月8日「中元ギフト特集」
年間のボリュームで18兆円のギフト市場。むろん大きな比重を形成するのが中元・歳暮シーズンであり、上期の最大の需要場はこの中元商戦だ。主役格の百貨店、これを追うスーパーなどが需要獲得に血まなこの態である。とはいうものの、経営環境は極めてきびしい。昨年下期からの米国に端を発する世界的な金融市場の混乱や株価の下落、企業業績悪化からくる雇用不安などから景気の後退が鮮明化し、消費者の生活防衛意識が高まり、消費購買力も極端に弱まっている。加えて関西市場では・・・本文
6月4日「甲類焼酎特集」
連続式蒸留しょうちゅう、いわゆる甲類焼酎は酒類総需要が減少傾向にあるなかで上向きに転じている。世界的な不況感による生活防衛意識の高まりで、低価格志向が追い風となったのは間違いないが、その一方で業界が取り組む公正取引環境整備に伴う価格見直しの取り組みも一定の成果を上げている。低価格ニーズはさらに強まると予想されるが、安易な価格対応をしては元の木阿弥・・・本文
6月1日「スーパーの挑戦・高質ストア特集」
今こそ知恵と工夫を。消費者の購買行動が大きく変化するなかで、それに対応し、さらに次なる一歩を踏み出そうとスーパー各社は挑戦する。価格志向が強まるなかで、コスト削減・価格訴求の強化は当然だが、こうした環境だからこそ、しっかりと商品の価値を伝え需要を創出しようという取り組みも多い。各チェーンの取り組みで、やはり目立つのは効率化に向けた施策だ。いなげやは人時生産性の低い店舗の改革に乗り出した。低効率になりがちな小規模店舗は・・・本文
5月28日「ハム・ソーセージ特集」
ハム・ソーセージ業界は、大手各社の09年3月期の業績が示すように売上げ面で一進一退の状況が続いている。この3月期に関しては、生肉部門の相場下落に伴う同部門の予想以上の売上げの後退、伸び悩みを反映した面が大きい。一方の加工品分野では、主役のハム、ソーセージ類は、昨年の中国産ギョーザ事件を機とした冷凍食品離れが追い風となって需要活性化を促し、着実に伸びを確保する状況が続いている。対照的に調理加工食品部門は、各社とも伸びを欠いた状態が続いており、新たなカテゴリー育成を模索している状況にある・・・本文
5月25日「清涼飲料特集」
清涼飲料市場は1〜4月で前年比99%辺り(実箱ベース)。今年は収益改善がテーマで極端な安売りを控えていることを考えればまずまずの出足か。4月から気温が平年以上の高めで推移しているのは何よりで、夏に向けて新商品やプロモーションを続々仕掛ける。炭酸が今年も売れ行き好調。無糖茶市場は減少に歯止めがかからない中で、量販・CVSともPBの茶飲料に注力してきた。自販機事業も職域ロケで売り上げ大幅ダウンとなるなど、事業環境は一変している・・・本文
5月21日「CVS特集」
コンビニエンスストア業界は09年2月期、上場企業7社すべてが既存店売上高プラスで着地した。タバコ自動販売機用の成人識別カード「タスポ」効果が大きく、タバコの貢献度を除くと実質プラスは上位3社に限られてくる。10年2月期は3月から順次、6月までで「タスポ」効果が無くなり、逆に反動減が予想される。そのため前期の増益分を前倒しで設備投資に振り向け、主要各社はフラーヤーの導入店拡大や既存店の改装、新情報システムへの移行などを急ピッチで進める・・・本文
5月21日「スーパー特集」
2月期上場スーパー20社の連結09年度(10年2月期)の業績予想値は、新年度入りの第1・四半期(3月→5月)の既存伸びで、各社とも予想をさらに下回るきびしい経営環境に見舞われている。このため、営業収入(不動産収入を含めた売上高)で計上した上期(3月→8月)の数値を下回る企業も飛び出す公算。上期の予算未達は通期の業績面にもきびしい結果を強いる可能性十分で、今後の営業状況の推移は注目の的。20社合計で営業収益は16兆6821億円で・・・本文
5月18日「ウイスキー特集」
ウイスキー市場に新たな流れが創られ始めた。サントリーの角ハイボール<Lャンペーンに代表される川上からのメッセージ発信に、明確な反応が現れだしたことである。これまでウイスキーのカテゴリーで明るい動きといえば、シングルモルト・ウイスキーへの関心の高まりだけだったといっても過言ではなかったのが、このハイボール提案≠ナ、ウイスキー全体へ関心の輪が広がり始めたのは確実。ここ20年前後、酒類マーケットで大きな存在となってきたチューハイ≠ェ焼酎ハイボール≠フ・・・本文
5月14日「家庭用ジャム市場特集」
家庭用ジャム市場はこの一年、原資材価格の上昇で引き続き販促の抑制、値締めへの取り組みに重点がおかれたが、消費は堅調に推移し、08年は前年に比べ微増となった。家庭内食化の進行でパン需要が順調だったこと、スイーツ、デザートメニューの広がりや、低価格PB商品の伸長などが、市場の下支えとなったもよう。家庭内需要は堅調だが、景気後退による節約志向が強まっているだけに、新たなジャム需要を創出するマーケティング力の真価が問われている・・・本文
5月11日「東北清酒特集」
旧2級酒市場の東北エリアは過疎化と景気後退のダブルパンチで地元需要の冷え込みは厳しく、調整局面を脱するにはしばらく時間がかかりそうだ。そうした中でも、かつてない危機をバネに、競争力強化に向け、産官学連携による新酵母開発や発泡清酒で付加価値を高め、産地イメージの醸成を図るなど、量から質への転換、特約店卸との連携強化で県外シフトによる販路開拓を加速しつつある。さらにこうした取り組みを後押ししようと各県主産地のアンテナショップが都心好立地に相次いで出店・・・本文
5月11日「はちみつ特集」
はちみつ原料の相場高騰が継続する。世界の輸入ソースである中国産が1〜2割上昇し、価格高騰がとどまらない。はちみつは加工度が低い食品だけに、メーカーサイドの利益率は低く、これに嵩んだ検査料や価格上昇問題が加わった厳しい状況が続いており、この問題をクリアできるか否かが、メーカー間の共通課題ともなっている。一方で「市場は小さいけれども、関心度は高い」と表現するように、健康志向の追い風の下、はちみつの機能性、抗菌作用、使用途などがマスコミなどで取り上げられ・・・本文
5月4日「めんつゆ特集」
めんつゆ商戦がいよいよ本番に突入してきた。4月後半から量販などでの大陳セールの場面も徐々にふえているが、この連休を境にいちだんと露出度を高めていくのは必至。4月の一時的な気温上昇で需要は盛り上がりの気配をみせたものの、あとややトーンダウンを強いられ、勝負はこれからといったところ。今シーズンは昨年同様に目立った新製品も見られず、リニューアルが中心。昨年は、一時、価格改定の動きも出たが、結果はごく一部のメーカーの改定にとどまった・・・本文
5月4日「乾麺特集」
乾麺商戦がいよいよ本格化してきた。昨シーズンは、原料や原油高騰に伴い、乾麺も値上げの中でスタートしたが、今シーズンは、昨年とは打って変わって値下げ∞値頃品@v望が強まる中での商戦となっている。もっとも原料が下がるのは5月以降。現在は昨年の高い粉を使っての商品だけに、メーカー、産地は対応に苦慮している。4月に入り、気温も上昇。荷動きも好転する中、この価格要求の強まりに対し、どう対応していくのか、注目されるところだ。これまでの動きを見ると、年明け以降、低調な動き・・・本文
4月27日「パスタ特集」
パスタは「PASTAism」キャンペーンなど国産業界の需要喚起策がこの先順次強化で、マーケット盛上げに期待がかかる。国産パスタは昨年は前半に大幅値上げの仮需に沸いたが、後半は反動が出て失速。一方、輸入品が外貨高を克服して大幅な伸びをみせ、国内パスタ市場をけん引した。年間では内外製品を需給スケール約28万5000d、前年比6・9%増で史上最高となった。6年振りに5%ラインを超える大きな伸びペースで30万dへ大きく前進だが、ことしは内外製品ともに年初来厳しい状況にある・・・本文
4月23日「アイスクリーム特集」
アイスクリーム市場は08年度3850億円、前年比104%と好調だった。昨春に各社パーソナルアイスの主力ブランドを値上げしたが、販売数量で前年を維持した商品も多く、売り上げを伸ばした。近年の商品開発とマーケティングの努力が、3年連続の市場拡大につながった。ただ乳原料をはじめ各種原料の価格が依然高く収益確保が引き続き重点課題。収益基盤の主力ブランド強化に注力してくる。一方で次なる成長に向け設備投資も活発で、市場拡大に意欲的だ。4000億円市場の回復も視野に入ってきた・・・本文
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