食料醸界新聞は、毎号、トレンドに合わせた特集・企画をしています。
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7月23日「食用塩市場特集」
食用塩業界では食用塩公正取引協議会が昨年設立され、業界ルールに沿った適正な表示への切り替えが進められているところだ。専売制廃止から12年、業界としてのまとまった活動がスタートし、今後さらに発展が求められるところ。消費者意識は依然として減塩即健康という単純なイメージを持っている一方、塩スイーツブームなどでの塩の正しい情報が求められる場面もあり、適切な情報発信のうえでの消費促進活動が不可欠だろう。塩の需要量は、財務省調べによると08年度で・・・本文
7月23日「加工米飯特集」
簡便志向や個食化を背景に市場を拡大してきた加工米飯だが、農林水産省がまとめた08年の加工米飯生産量は25万8588d、前年比8・2%減。2年続きの前年割れ。しかも、減少率が拡大(07年0・4%減)。生産量最大の冷凍米飯のマイナス(同じく5年ぶり)が全体の減少につながった形で、同じ範疇にある冷凍麺の好調や内食回帰による家庭での炊飯の影響があったと見られる。また、レトルト米飯はこのところ減少傾向にあり、一方で、レトルト米飯に比べ食感に優れる無菌包装米飯が・・・本文
7月20日「リキュール&スピリッツ特集」
今年の本格リキュール&スピリッツ市場は、昨年後半からの急速な景気後退による業務用市場の冷え込みで、厳しさに拍車がかかっている。反面、全般的に外で節約して家で飲むケースは確実に増えており、リキュール&スピリッツにおいても家庭用市場はまだ規模は小さいが拡大傾向にある。スイーツブームもあってバラエティーに富んだリキュールの魅力に触れる機会は増えており、リキュールの家庭用市場、ひいてはスピリッツの家庭用市場が成長する素地は揃っているようだ。メーカー・・・本文
7月20日「無糖茶飲料特集」
無糖茶飲料が伸び悩む。04〜05年の「緑茶戦争」で緑茶市場が大きく伸び、ブレンド茶、ウーロン茶と合わせて4億㌜を超える巨大市場を形成しただけに、その後の減少が飲料市場全体の足を引っ張る。無糖茶市場のポテンシャルは高く、今の踊り場を脱するには、商品開発による新たな価値提案がカギを握る。今年1〜6月は緑茶、ブレンド茶、ウーロン茶のいずれも前年を下回って折り返した。緑茶市場は08年まで3年連続前年割れで、今年前半戦も98%前後。ブレンド茶、ウーロン茶市場は・・・本文
7月16日「コープこうべ特集」
消費生活協同組合法の改正で、県域を越え京都府下への事業拡大を目指すとともに、41年間にわたり事業提携してきた大阪北生協との合併に向け、本格始動するコープこうべ。09年度はコープ商品の誕生から50周年の節目を迎えたことから、商品の開発・改善のさらなる強化と、店舗資源を無店舗事業に本格シナジーさせるための整備を着々と整える。「第2次経営再生(後期3カ年)計画」の仕上げは改革≠軌道に乗せ、コープこうべが持続可能な事業体へと変貌できるか否かの・・・本文
7月13日「中四国流通市場特集」
中四国の中間流通(総合卸)業界は、昨年の価格改定作業もスムーズに進展、新価格体系を構築して、どことも業容は安定している。中央から進出の大手卸の間では、数年前から物流センターの大型化、これに伴う物流拠点の整理・集約化が進み、機能卸としての競争時代に突入。現在では、価格政策よりむしろクオリティ、つまりサービスを含めた質の向上と営業提案企画力の優劣を競う方向へと向かっている。中四国市場で活躍する総合卸としては、地場のトップ旭食品が販売高でも・・・本文
7月9日「紅茶特集」
家庭用紅茶市場は今年4月以降も伸長が続く。家庭内食化も家庭用にはプラスに働いているが、一方で業務用はカップ自販機向けも含めて苦戦。ティーバッグは定番アイテムが順調に拡大する。また、環境対応でリプトンは7月中旬から主力製品をRA(レインフォレスト・アライアンス)認証農園の原料に切り替えスタート。インスタントミルクティーの人気が続くが、この春以降は微増に。秋に向け新メニューを提案していく。量販店の紅茶売り場はこの秋PB商品強化のところが多く・・・本文
7月9日「中華調味料特集」
中華調味料市場は生活防衛による内食化の高まりにより、安定成長が続いている。主要メーカーも野菜がたっぷり摂取できる中華≠継続的に訴求してきたこともあり「健康志向」ニーズとも合致し、食卓への登場機会は増えている。使用する食材も麻婆豆腐の豆腐≠竅A旬の野菜を使用するメニューが多く、比較的安価な食材で調理できることも中華は家計にやさしい<<jュー。7〜8月はスーパー店頭でも『中華フェア』を展開する機会も増え、生鮮とのクロスMDが重要な・・・本文
7月6日「低アルコールRTD特集」
缶チューハイ、プレミックスカクテルなどの低アルコールRTD飲料は、カロリーオフや糖類オフなどの機能系RTDのヒットもあり、総市場は08年が前年比2〜3%増の9900万ケース(250_g×24本)で着地、09年は2%増で1億ケース超えが見込まれる。大手各社のオープン価格化の影響で07年は初めてマイナスに振れたが、その影響も1年で解消。若者の低アルコール志向や苦味離れ、さらに厳しい景気環境も追い風として市場拡大に期待がかかる。機能系RTDは以前から・・・本文
7月2日「ミネラルウォーター特集」
ミネラルウォーター市場は1〜6月、前年比101〜102%で折り返す。2gPETの特売はすでにかなりの低価格だが、昨年後半から清涼飲料全体に価格低下が進んでいるのが気懸かり。ダンボールから環境に優しいシュリンクフィルム梱包でのケース販売を試すメーカーが複数あり、普及に弾みがつくか注目される。パーソナルサイズは国産が攻勢をかけ、輸入ブランドの牙城に割って入る構え。新規ユーザーの拡大余地は大きく、安定成長を軌道に乗せたいところ。ミネラルウォーター市場は・・・本文
6月29日「総合卸特集」
08年度の酒食品卸業界(中間流通)の業績は、18年ぶりに実施された価格改定時での取引改善効果と量から質を重視する業界の営業努力も寄与して、久しぶりに増収増益≠フ好内容で飾った企業が多い。卸界の実現の夢でもあった営業利益で100億円台、経常利益でも100億円大台乗せが大手の複数卸で現実に姿を現し、利益指標も大幅に改善をみた。問題は、不毛な価格競争を避け、引き続き高収益体質を維持できるかだ。早くも末端流通からの価格下げの要請が強まっており・・・本文
6月25日「チーズ特集」
ここ数年来の飼料高騰などのコスト増で、国内乳価は2年連続で引き上げとなり、牛乳消費の減少傾向を加速、成長分野と期待の大きかったチーズ、はっ酵乳なども値上げの影響を完全払拭できない状況が続く。チーズは海外相場が沈静化したものの、乳価アップの国産ナチュラルチーズとの価格差が拡大、乳業大手にとって事業環境は一段と厳しさを増している。1d5000j台という異常な高値が昨年1年にわたって続いたことで、大きく傷ついた市場の建て直しには・・・本文
6月22日「輸入酒特集」
09年の輸入酒市場前半戦を振り返ると、昨年9月のリーマン・ショック以降の世界的金融危機、景気の大幅な悪化が複雑な影響をもたらしたことは確かだ。特に景気の影響を受けやすい業務用市場、それもハイエンドの業態でシェアの高い高額輸入酒は大きなダメージを受けた。加えて海外の酒類企業の日本市場における軸足の置き方に様々な変化が現れ、新たなジョイントが相次いで生まれたのは見逃せない傾向。こうした逆風の中でもウイスキーに下げ止まりから・・・本文
6月18日「本格焼酎特集」
本格焼酎は市場に縮小傾向が出てきているなかで、ブームでふくらんだ需要が業界にとって適正なものかどうか、その実力を試される重要な局面にある。昨春までの一連の値上げ後、景気悪化、低価格な甲乙混和焼酎への需要シフト、それに限定的だが新型インフルエンザ禍とマイナス要因が重なってはいるが、新たな提案で活路を見い出そうとするメーカーの動きは強まっている。品質訴求に目が向けられているのが一番のポイントで、原料100%といった全量商品が増えてきたのもそのひとつ。景気は最悪期を・・・本文
6月15日「カレー特集」
ルウカレー、レトルトカレーともに、原料高騰による価格改定や容量変更などを克服し、この1年、好調に推移している。ルウカレーでは大手流通業でPB商品の開発が続いたが、概して大きな変化はなく、NBとのすみ分けが進んでいる。国民食としての我が家のカレー≠ヘ、意外にブランド志向が根強いというメーカー筋の指摘が、ある面裏打ちされたようで、価格訴求一辺倒の販売手法に一石を投じた格好だ。レトルトカレーは新型インフルエンザ対策による備蓄などで、直近5月は・・・本文
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