食料醸界新聞は、毎号、トレンドに合わせた特集・企画をしています。
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はちみつ(2026年5月4日号)
2025年1〜12月のはちみつ(天然蜂蜜)の輸入量は5万1644tで前年比13.7%増だった(財務省貿易統計)。輸入増も、多くは海外で製品化し輸入された安価なはちみつとの見方で、それらの中にはシロップ等を混入した「偽物はちみつ」と呼ばれるものも含まれている。原料を輸入して国内で生産するメーカーは「偽物はちみつ」に危機感を抱き、消費者への啓発活動を行うなどはちみつの価値を伝えていく。今後の懸念としては、輸入先の情勢の変化により生産量が大きく変わることや、国内の蜜蜂がダニ被害を受けたことによる国産はちみつの減産、中東情勢を受けた原油高騰による容器の調達などが挙げられた。各社が新たな輸入先の模索など行いつつ、従来のはちみつに留まらない、新たな付加価値を持(…)
パスタ(2026年4月30日号)
パスタは、ドライをベースに、フローズン、チルドを合わせた常温、低温の3温度帯で総合展開。ドライは、2025年も需給スケールを拡大、内外製品で31万4千t強、前年比103.4%。前年に30万tの大台を回復、国産、輸入ともにさらに伸びた。20年の32万8千t弱でピークアウトしたが、この回復が目先の業界テーマで、ほぼ射程圏に入った感もある。20年にコロナ特需で大幅増、33万t近い潜在需要が顕在化したが、21年は反動で大幅減、その後着実に復調しており、市場のムードは明るい。まだまだ潜在需要は大きく、拡大パワーを秘めているようだ。パスタ業界は、かねて時短・簡便、本格、エコノミーなどを訴求、日清製粉ウェルナ、ニップンの国産大手2社が市場をリードしてきた。両社はドライ&フロー(…)
中四国・九州流通市場(2026年4月27日号)
中四国・九州のスーパー各社は、店舗の競争力向上に向け、既存店の改装による活性化やスクラップ&ビルドなどを計画的に推進。活性化においては、需要が拡大している即食・簡便商品の拡大など商品構成の刷新、駐車場やレストスペース等設備の改修、セルフレジの拡充等に取り組む。GMSやNSCなどにおいては、テナントや専門店の導入を拡大することで魅力を向上させ、集客アップにつなげている。消費二極化への対応も継続。物価高による節約志向の高まりにはEDLPやプライベートブランドなどを提案。一方で価値訴求として、健康や簡便、環境などを切り口とした商品や地産地消にこだわったオリジナル商品などの提供にも取り組む。
清酒(2026年4月23日号)
清酒は、昨年10月の値上げでボリュームゾーンの大容量パックに、価格に敏感なヘビーユーザーの影響が強く出ている。店頭で4ケタの売価を3ケタに抑える販促も出ており、「購買動向を見ながらの対応が続くが、やっと値上げしただけに、安易な対応は極力したくないのが本音」と、難しい選択。値頃感のある1.8Lパックや中小容量商品の動きも含めて、消費者の選択が注目される。春夏商戦は、暑く厳しい夏が長くなる気候変化に対応して、冷やして楽しむシーンの訴求を強化。冷酒パックや缶商品、低アルコール、スパークリングなどの施策が押し出されている。炭酸で割る「酒ハイ」の飲み方提案も継続。海外市場の開拓も引き続いての重要課題だ。
ジャム(2026年4月16日号)
2025年1〜12月期の家庭用ジャム・フルーツソース市場は、インテージSRI+によると販売金額278億円で前年比104.0%と3年連続で前年を上回った。平均容量単価は107.3%(1209円)と大きく伸びた。原材料などコスト上昇が止まらず値上げが避けられないなか、金額ベースでの市場拡大が続いているものの、消費量は漸減傾向にある。そこでメーカー各社では、若い世代とともに商品開発や新たな食べ方の考案に取り組み、若年層の需要開拓を図るなどして市場拡大を目指す。また、安定供給に向け、国内では産地・生産者のサポート、海外では調達先の多様化などを進め、いかに安定的に原材料を確保していくのかが引き続き大きな課題となる。
アイスクリーム(2026年4月16日号)
アイスクリーム類の25年度(4〜3月)のメーカー出荷金額は、前年比102%前後、6500億〜6600億円で着地したとみられ、6年連続で伸長して過去最高を更新した。猛暑や夏の長期化、冬アイスの拡大などに対応した商品戦略が奏功し、価格改定が続く中でも拡大を続けるが、さすがに25年度は物量ベースでは前年比97%と伸び悩んだ。既存の主力ブランド強化は欠かせないが、市場活性化に向けた新たな提案が必要な局面にあり、今年は新たな価値提案の取り組みが目立つ。さらなる市場の発展につなげたいところ。
25年度のアイス市場は、上期101%で4000億円に達したが、6月109%、7月に106%と大きく伸びてけん引したもので他の4月、5月、8月、9月は前年(…)
25年度のアイス市場は、上期101%で4000億円に達したが、6月109%、7月に106%と大きく伸びてけん引したもので他の4月、5月、8月、9月は前年(…)
コメ流通(2026年4月13日号)
需給逼迫を背景に高騰したコメ価格は、足元で調整局面に入りつつある。ただ、店頭では依然として高値圏が続き、消費の伸び悩みや業態間競争の激化が販売現場に影響を及ぼしている。一方で、生産現場では担い手不足や異常気象、コスト上昇といった構造課題が深刻化。さらに、加工米飯の拡大など消費形態も変化しており、コメ市場は価格・供給・需要の三面で転換点を迎えている。
「足元では価格は落ち着きつつあるが、依然として高値圏にある」。ある上場スーパーマーケット幹部は、現在のコメ販売動向をこう語る。
店頭では5kg当たり4000円前後が実勢売価となっており、年初以降はやや下落基調にあるものの、従来水準と比較すれば高止まりの状況が続いている。(…)
「足元では価格は落ち着きつつあるが、依然として高値圏にある」。ある上場スーパーマーケット幹部は、現在のコメ販売動向をこう語る。
店頭では5kg当たり4000円前後が実勢売価となっており、年初以降はやや下落基調にあるものの、従来水準と比較すれば高止まりの状況が続いている。(…)
ビール類(2026年4月9日号)
ビール業界は、10月のビール類酒税一本化を控え、減税となるビールの更なる強化と、増税の発泡酒(エコノミーカテゴリー)でニーズをどう捉えていくかが焦点。20年10月、23年10月と続いた酒税改正では、減税のビールに追い風、増税の発泡酒(新ジャンル含む)は需要減退という構図が鮮明になった。23年10月の改正では、発泡酒は新ジャンル(発泡酒②)が増税され、従来からの発泡酒の税率と同じになった。26年10月に酒税が一本化されるが、原料コストの違いなどもあって、発泡酒のビールに対する価格優位性は残るとみられている。さらに新ジャンル商品を酒税改正に合わせて“ビール化”し、価格はエコノミークラスのままで対応するといった戦略も打ち出されており、消費者の選択肢がどこに(…)
マーガリン類・バター(2026年4月9日号)
マーガリン類の市場は、25年4月〜26年2月で販売金額ベース前年比104%、物量ベースでも99%辺りの微減とみられ、昨年3月に価格改定があった中で好調な推移を見せる。長年にわたり市場は縮小傾向にあったが、この数年は健闘を続けており底を打ったとみられる。バターやチョコ系クリームなどの価格上昇で、経済性からマーガリン類に移行したことも需要を後押ししている。新たなユーザーや食シーンの開拓などで改めて市場拡大に取り組んできている。
家庭用マーガリン市場(金額ベース)は4〜2月で前年比104%前後、容量形態別でみると300g前後の大型容器、150g前後の小型とも105%前後となっている。味のタイプ別でみると、プレーンが102%、バター風味を中心とし(…)
家庭用マーガリン市場(金額ベース)は4〜2月で前年比104%前後、容量形態別でみると300g前後の大型容器、150g前後の小型とも105%前後となっている。味のタイプ別でみると、プレーンが102%、バター風味を中心とし(…)
缶詰・びん詰(2026年4月9日号)
缶詰・びん詰市場は、主力品である水産缶詰の主原料が不漁続きで、価格の高騰だけでなく量的な確保も難しい状況が改善していない。ツナ缶原料は中東情勢悪化により、燃料高で漁を抑制している。やきとり原料の国産鶏肉価格も高水準。パウチ製品へのシフトも続き、電子レンジ調理対応の透明パウチ入りはカレー・シチュー、スープ、惣菜類で急速に進んでいる。缶詰は賞味期限も長く、防災備蓄に適しているが、味付けなど若年層を開拓できる商品開発も課題。缶詰にアタッチメントを装着すると、電子レンジ加熱できる技術が開発され、今後普及が進むことで、市場の活性化につながることが期待されている。
ウミオス(旧マルハニチロ)は今春、脂が乗った大型国産原料にこだ(…)
ウミオス(旧マルハニチロ)は今春、脂が乗った大型国産原料にこだ(…)
乾物(2026年4月6日号)
栄養価や保存性、経済性を備える乾物は、需要底堅く、地力ある伝統食材。一方で生産者の高齢化や後継者問題、原料事情など課題も少なくない。小売業や外食産業などでのオペレーション面の悩みに対し供給側からの解決型提案が必要ではないかとの声。乾物食文化の持続・継承に向けた意識啓発やアプローチも続く。海苔は需給逼迫により平均単価が直近5カ年で2倍超の高騰。切干大根は原料豊作で相場は下落するのではとの見方。
惣菜ベンダーや外食産業と取り引きのある乾物一次問屋は次のように話す。「ある乾物を提案すると、必要ないとはまず言われない。価格次第だが買わせてもらいますというところは多い。このあたりが乾物のいわば地力と言え、(…)
惣菜ベンダーや外食産業と取り引きのある乾物一次問屋は次のように話す。「ある乾物を提案すると、必要ないとはまず言われない。価格次第だが買わせてもらいますというところは多い。このあたりが乾物のいわば地力と言え、(…)
ふりかけ・お茶漬けの素(2026年4月6日号)
ふりかけ市場は米高騰をはじめとした物価高を背景に節約志向から25年(1〜12月)も前年に引き続き過去最高を更新した。値上げしても他の食品類と比較するとまだコスパに優れ、おかずが1品少なくても済む。大人の弁当持参率も上昇、コンビニの手巻きおにぎりは200円時代となり、手作りおにぎりの需要も拡大傾向にあり、おむすびの素・混ぜ込みタイプの好調に加え、パウチ入りやドライふりかけの“おにぎりの具”も登場している。お茶漬けの素は堅調に推移、朝食提案に加えて、たんぱく質も補強できる『豆乳茶づけ』で新規層の獲得につなげる。カップ茶づけも参入メーカーが増えて間口と食シーンの拡大が期待できそうだ。
コンビニエンスストアの手巻きおにぎりはセブン‐イレブンで「ツナ(…)
コンビニエンスストアの手巻きおにぎりはセブン‐イレブンで「ツナ(…)
揚げ物関連(2026年3月30日号)
家庭用の揚げ物関連商材は、春需期を迎え店頭のプロモーションが活発化する。特に、揚げ物関連は、メニュー提案型のプロモーションで手作りをプッシュする。揚げ物の醍醐味は“揚げたて”を食すに尽きる。手作り天ぷらはエコノミーで家庭内の残り物をネタに、関心の高まる“フードロス”解消の消費喚起にもなる。商材的には、汎用オイル、衣用ミックス等の出番である。オイルは、抗酸化・低吸油等のキャノーラ系、風味の良いコメ油等の汎用油やオリーブ油系・ごま油系などが充実。ミックスは、天ぷら粉、から揚げ粉など。オイル・ミックスともに、調理の簡便性、健康性等のニーズに対応する機能性訴求タイプにシフト。調味料等の関連品も含めた大陳と生鮮3品の連動プロモーションで、(…)
みそ(2026年3月30日号)
みそ市場は価格改定の浸透により金額ベースでは堅調に推移する一方、販売数量の減少が続くなど構造的な課題が浮き彫りとなっている。量販店ではPB商品の存在感が高まり、売り場構成にも変化の兆しが見え始めた。こうした中、大手メーカーは設備投資や商品戦略で攻勢を強めており、業界構造の変化が進む可能性もある。需要創出に向けた新たな打ち手が求められている。
「量販店との商談で、みその販売数量減への対策に頭を抱えているという悩みを打ち明けられた。値上げで金額ベースはプラスだが、数量の落ち込みに対する打開策が見当たらないそうだ」――。
ある中堅みそメーカーの幹部は、現在の市場環境についてそう指摘する。(…)
「量販店との商談で、みその販売数量減への対策に頭を抱えているという悩みを打ち明けられた。値上げで金額ベースはプラスだが、数量の落ち込みに対する打開策が見当たらないそうだ」――。
ある中堅みそメーカーの幹部は、現在の市場環境についてそう指摘する。(…)
ヨーグルト(2026年3月26日号)
ヨーグルト市場の25年度(4〜3月)は、価格改定が行われた中でも数量ベースで前年比99%台と健闘、金額ベースでは104〜105%となり市場規模は5000億円を超えたとみられる。節約志向の高まりから経済性で優位な大容量プレーンがけん引した形。今後の市場成長には高付加価値カテゴリーの拡大が不可欠で、機能性ヨーグルトを中心にした商品・ブランドの価値向上、新商品開発に注力している。ヨーグルトの健康感を下地にしたデザートヨーグルトの再構築にも可能性がある。
価格改定は、雪印メグミルク、森永乳業などが25年4月にヨーグルトの一部製品で、原材料や資材、エネルギーコスト上昇を要因として実施。さらに飲用(…)
価格改定は、雪印メグミルク、森永乳業などが25年4月にヨーグルトの一部製品で、原材料や資材、エネルギーコスト上昇を要因として実施。さらに飲用(…)
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