食料醸界新聞は、毎号、トレンドに合わせた特集・企画をしています。
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歳暮ギフト(2016年11月7日号)
東京地区の百貨店も本格的な歳暮商戦に突入した。儀礼ギフトが縮小する中で各百貨店が取り組んでいるのが“パーソナルギフト”の強化。各社とも、その店でしか買えないこだわりの商品開発・品揃えに余念がない。それにあわせてカタログに掲載されている商品写真も、箱に入った画像からの転換がみられる。酒類では、主力のビールでいかに独自性を発揮するかがカギとなりそう。三越はオリジナルラベル商品の展開、松屋は販売員による説明を切り口とする。また島屋が日本酒に注力する姿勢を示すなど、新たな動きも出つつあるようだ。
松屋:今歳暮も“東京”“銀座”を切り口に展開する。銀座・浅草の2店という小回りがきく規模を活かし、他社にない上質なギフトを揃える。銀座店ギフトセンターの目標は(…)
松屋:今歳暮も“東京”“銀座”を切り口に展開する。銀座・浅草の2店という小回りがきく規模を活かし、他社にない上質なギフトを揃える。銀座店ギフトセンターの目標は(…)
チェーンストア(2016年10月31日号)
人手不足が解消されないなかでセルフ精算レジの導入を進め、生産性に課題のあるインストアベーカリーでは、センター供給による効率化を進めるなど、有力スーパーマーケット企業は、取り巻く環境の変化への対応を急ぐ。また、今後は、ポイントカードや電子マネー、そこから得られる購買情報をもとにしたID‐POSデータ(顧客属性情報付き購買データ)分析で、各社がどのような戦略を進めるのかも注視する必要がある。さらに今夏以降は、比較的順調だった業績にかげりが見えはじめ、大都市圏でも有力スーパーマーケットや大手商社による再編の動きが広がりつつある。
パートの時給は上昇し、セルフ精算レジの導入が進む。一方で、ポイントカードとID‐POSデータ分析により顧客の囲い込みを進め、電子マネーへの対応にも積極的。(…)
パートの時給は上昇し、セルフ精算レジの導入が進む。一方で、ポイントカードとID‐POSデータ分析により顧客の囲い込みを進め、電子マネーへの対応にも積極的。(…)
白みそ(2016年10月27日号)
今年も白みそ商戦が、需要期に向けて水面下で熱くなってきた。正月商材の代表格の一つである白みそは、クリスマスが終わったと同時に拡販を図る超短期決戦商材だ。製販共に「失敗できない」とあって、商談も早い所では6月頃からスタートする。今シーズンは、みそ全般が数年ぶりに前年実績プラス推移を見せるなか、白みそも上々の動き。この勢いで需要期を迎えられるか注目。
最需要期に向けて、白みそ商戦が水面下で日増しに熱くなってきている。白みそは、みその中でも特殊な商材で、その需要は12月商戦に集中する。専業メーカーにとっては、なかには年間売上高の“1/3”を12月単月で稼ぎ出すとあって、年末商戦の結果がその年度の業績を左右するといっても過言では無い。また、量販店にとっても白みそは(…)
最需要期に向けて、白みそ商戦が水面下で日増しに熱くなってきている。白みそは、みその中でも特殊な商材で、その需要は12月商戦に集中する。専業メーカーにとっては、なかには年間売上高の“1/3”を12月単月で稼ぎ出すとあって、年末商戦の結果がその年度の業績を左右するといっても過言では無い。また、量販店にとっても白みそは(…)
清酒(2016年10月24日号)
清酒は秋冬の需要期本番で、メーカー各社が重点商材の拡販にいっそう注力。1〜8月の課税数量(日本酒造組合中央会調べ概数)は前年比1・2%減。9月は天候不順もあって減少が目立つ展開だったが、分母の大きい年末までの商戦でどこまで追い上げられるか注目される。商品施策ではボリュームの大きい低濃度パックの上位競争や、需要が増えている高品質付加価値商品の拡充、大容量カップ市場の攻防などが焦点。清酒に対する関心が高まる市場では、「吟醸」「純米」「4合瓶」の三つのキーワードが、より明確になっている。
清酒の課税数量(国税庁確数)は、2015年度4〜3月で55万4030kl(約308万石)、前年比0・1%減とほぼ前年並みを確保。1〜12月でみると15年の国税庁確数は、55万(…)
清酒の課税数量(国税庁確数)は、2015年度4〜3月で55万4030kl(約308万石)、前年比0・1%減とほぼ前年並みを確保。1〜12月でみると15年の国税庁確数は、55万(…)
マーガリン(2016年10月20日号)
10月24日「マーガリンの日」に向け、家庭用マーガリンの需要喚起策が加速している。日本マーガリン工業会、会員メーカーが文科省・朝食キャンペーンと連携し、〈1日のはじまりはトーストでスタート!〉をテーマに朝食トーストレシピの紹介・普及に努める。バター需給のひっ迫がことしは緩和されつつあるが、バター風味、バター入りなどリッチタイプマーガリンに対するニーズは堅調、この一年大きく後退した市場の建て直しへ、上位メーカーの下期取り組みに期待がかかる。
16年4〜8月の家庭用マーガリン市場は、前年同期比87%(物量、金額ベースとも)と2ケタ減が続いている。昨年6月FDA(米食品医薬品局)が、トランス脂肪酸が多く含まれる部分水素添加油脂をGRAS(従来から使われ、安全が確認されている物質)の(…)
16年4〜8月の家庭用マーガリン市場は、前年同期比87%(物量、金額ベースとも)と2ケタ減が続いている。昨年6月FDA(米食品医薬品局)が、トランス脂肪酸が多く含まれる部分水素添加油脂をGRAS(従来から使われ、安全が確認されている物質)の(…)
家庭用スープ市場(2016年10月20日号)
家庭用スープ市場は昨年に引き続き16年度も3%成長の見通し。最も規模が大きい洋風ワンサーブスープは大手2社がCMと店頭を連動し積極的な販促策を展開し、消費を喚起する計画。味の素社は「クノールカップスープ」を刷新し『温朝食』販促を継続、ポッカサッポロフード&ビバレッジは「じっくりコトコト」20周年のキャンペーンを展開、理研ビタミンは「タニタ食堂監修 おいしい減塩」が好スタートしている。
16年度市場は大手の積極策もあり洋風ワンサーブが5%増、前年勢いのなかったスナックスープが回復し2%増、レトルトスープは新商品が多いこともあり10%増と2年連続の2ケタ伸長、クッキングスープは安定した需要が続き前年並み、玉子スープが主体のFD(フリーズドライ)スープは2%増と、ほぼどのサブカテゴリーもプラスの予想。シ(…)
16年度市場は大手の積極策もあり洋風ワンサーブが5%増、前年勢いのなかったスナックスープが回復し2%増、レトルトスープは新商品が多いこともあり10%増と2年連続の2ケタ伸長、クッキングスープは安定した需要が続き前年並み、玉子スープが主体のFD(フリーズドライ)スープは2%増と、ほぼどのサブカテゴリーもプラスの予想。シ(…)
ワイン(2016年10月17日号)
ワイン市場は4年連続過去最高の更新に期待がかかるものの、一方では踊り場感が強まってきた。全般には低価格チリワインに押されているという印象が強く、特に1000円前後の輸入ワインや国産低価格分野での影響が大きい様子。ブランド集約・二極化が進むなかで注力銘柄は好調な推移を続けており、食との相性提案が盛り上がり、パーティー需要も増える秋冬の本格需要期に向けては、各社の売り場活性化に向けた取り組みが注目を集める。
《最需要期への期待感》ワインの課税数量は1998年の“赤ワインブーム”時を超えた13年から過去最高を更新し続け、昨年は前年比2・1%増の37万9000klで、10年前と比べて1・5倍以上の規模に拡大。また国税庁調べの消費数量も過去最高を継続してお(…)
《最需要期への期待感》ワインの課税数量は1998年の“赤ワインブーム”時を超えた13年から過去最高を更新し続け、昨年は前年比2・1%増の37万9000klで、10年前と比べて1・5倍以上の規模に拡大。また国税庁調べの消費数量も過去最高を継続してお(…)
ふりかけ(2016年10月13日号)
ふりかけ市場は若干の増減を繰り返しながら、安定した需要が続く。14年、15年と2年連続成長、16年1〜8月は約2%減少したものの、キャラクターを除くと微増と堅調。秋の行楽需要がスタートしているが、今年は8月、9月と台風による降雨の日が多く、出鼻をくじかれた格好。10月からは新米や行楽・運動会弁当の店頭販促で需要を盛り上げる。お茶漬けの素はほぼ前年並みで、上期は「お茶漬けの日」(5月17日)、下期は年末商戦、受験生応援企画で店頭販促を強化し売り込みを強化する。
ふりかけ市場の今年前半はテレビで取り上げられる機会が多く、消費喚起につながった。1〜8月におけるサブカテゴリー別状況は「直詰」タイプが2%増、「ミニパック」は3%増、「大袋分包」と「ウエット」がそれぞれ13%増、11%増と2ケタの伸長率。おに(…)
ふりかけ市場の今年前半はテレビで取り上げられる機会が多く、消費喚起につながった。1〜8月におけるサブカテゴリー別状況は「直詰」タイプが2%増、「ミニパック」は3%増、「大袋分包」と「ウエット」がそれぞれ13%増、11%増と2ケタの伸長率。おに(…)
包装餅(2016年10月13日号)
包装餅の生産量は1〜8月までで前年比113・7%と伸長。要因の一つは、熊本地震の発生により改めて“保存食の特性も強い”包装餅に特需が発生した事があげられる。ただ、これは家庭内在庫を抱える状態となっており、これから迎える最需要期への影響を危惧する声も聞かれる。メーカー各社の商品施策では、サトウ食品工業の“ながモチフィルム”導入が話題を呼んだ。また、メニュー提案型商品として、越後製菓やたいまつ食品は今年も新商品を投入。需要期以外の餅消費拡大に取り組もうとしている。こうしたメニュー提案型商品の浸透は時間を要するが、着実に広がりを見せ始めているだけに、業界あげての情報発信が求められている。
今年の包装餅市場は1〜8月で前年比113・7%と2ケタ伸長を見せる。特に、5月(…)
今年の包装餅市場は1〜8月で前年比113・7%と2ケタ伸長を見せる。特に、5月(…)
育児関連(2016年10月6日号)
育児用粉ミルクは、乳児用粉ミルクの対象月齢の延長(9カ月頃→1歳頃)や、中国で日本製の粉ミルクの需要拡大が続き1〜7月で、生産量が2ケタ増と高伸長している。しかし国内では今後の出生数減少が確実視される中、メーカーは付加価値戦略に転換しており、今後の発展に向け利便性向上による利用機会の拡大、1歳以上の成長をサポートする粉ミルクなど新たな領域の拡大に取り組んでいる。
育児用粉ミルクの1〜7月生産量は1万6855t、前年比112・7%と高い伸び率を示す。15年の出生数が100・6万人、前年比100・2%と5年ぶりに前年を上回ったのはプラス材料だが、今年1〜7月は97・6%で推移。乳児用粉ミルクの対象月齢を「9カ月頃まで」から「1歳頃まで」に延長したことで利用期間が伸びた。さらに中国など訪日客によるインバ(…)
育児用粉ミルクの1〜7月生産量は1万6855t、前年比112・7%と高い伸び率を示す。15年の出生数が100・6万人、前年比100・2%と5年ぶりに前年を上回ったのはプラス材料だが、今年1〜7月は97・6%で推移。乳児用粉ミルクの対象月齢を「9カ月頃まで」から「1歳頃まで」に延長したことで利用期間が伸びた。さらに中国など訪日客によるインバ(…)
プレミックス(2016年10月6日号)
家庭用プレミックスは、エコノミー&高品質・簡便性を消費者にアピールアップ。業界は、大手製粉系中心にタイムリーに新商品を投入、需要喚起に取り組んでいる。無糖系ミックスでは、日清フーズ、日本製粉、昭和産業の製粉系メーカー主体に、主食系のお好み焼粉・たこ焼粉、揚げ物用の天ぷら粉・から揚げ粉などの拡販アクションを強化。日清フーズが、パッケージ訴求のニュータイプで市場活性化を図る。店頭では、旬の食材を使うメニュー提案型の販促が活発化してきた。無糖タイプは、量販店での生鮮連動のクロスマーチャンダイジングが一般化している。加糖系は、大手製粉系と森永製菓などが、簡便性、汎用性でホットケーキミックス中心の戦略で、それへの集約が進んだ。半面、そのマーケット構造はPBのシェアが大きく、値崩れも激しく、NBの中には拡(…)
和風だしの素(2016年10月3日号)
和風だしの素はみそ汁を始めとした汁物、煮物、ご飯メニューなど家庭料理に欠かせない常備率の高い和風汎用調味料。世帯人数の減少から小袋・小容量へのシフトが進み、中高年を中心とした健康志向に対応した「減塩」タイプや素材にこだわった付加価値品が好調で近年「焼きあごだし」の人気が高まっている。「和食の日」(11月24日)に向け、店頭での露出がアップ、他の和食関連の調味料・食材と合わせ売り込む。
15年度および16年度上期のマーケットは微減傾向が続く。市場規模は約400億円。大きな流れとして手作りによる和食メニューの食卓登場頻度が減っていることが主因。中でも和風だしの素の用途として最大ボリュームの手作りみそ汁の出現頻度が減っている。特に朝食はご飯よりパン食の家庭が多数派となりシニア世代でもその流れは顕(…)
15年度および16年度上期のマーケットは微減傾向が続く。市場規模は約400億円。大きな流れとして手作りによる和食メニューの食卓登場頻度が減っていることが主因。中でも和風だしの素の用途として最大ボリュームの手作りみそ汁の出現頻度が減っている。特に朝食はご飯よりパン食の家庭が多数派となりシニア世代でもその流れは顕(…)
みそ(2016年9月29日号)
これから需要期を迎えるみそ市場。今年は1〜7月で、全国のみそ出荷量は1・3%増と久々の実績プラスで推移している。一過性のブームにより伸びている訳ではなく、複数の要因が積み重なっての増加と推測される。みそ市場にとって例年に無い“追い風”が吹いており、このチャンスを活かしていきたいところ。トレンドは“無添加・減塩”が継続しているが、今年は量販店で、こだわりのみそ専門コーナーを新たに導入する企業が複数見られる。そこに並ぶのは、「高質」や「長期熟成」といった切り口のアイテム。新たなトレンドとして、ジックリ育成を図っていきたい。コスト事情は厳しさが見られる。特に相次ぐ台風の被害もあって、コメの価格上昇は避けられそうにない。今後の影響を注視する必要がありそうだ。
ヨーグルト(2016年9月26日号)
ヨーグルト市場が引き続き高い伸びで拡大している。健康志向の高まり、ヨーグルト自体の健康機能と飽きない美味しさがヨーグルト消費の裾野を広げている。メーカーによる研究開発、生産能力増強、広告宣伝への持続的な投資が成長エンジンとなっている。16年度上期(4〜9月)の市場成長率は概ね前年比108〜109%程度と推計され、機能性タイプのプロバイオティクスヨーグルトの増勢、プレーンヨーグルト分野での値締め効果、ギリシャヨーグルトの大幅伸長など、付加価値の向上がさらなる成長の原動力として期待される。
16年4〜8月の市場成長率は前年同期比108%と前年度と同水準の伸びで推移、上位メーカーが予想していた成長率(103〜104%)を大きく上回っている。免疫力の強化(…)
16年4〜8月の市場成長率は前年同期比108%と前年度と同水準の伸びで推移、上位メーカーが予想していた成長率(103〜104%)を大きく上回っている。免疫力の強化(…)
コーヒー・紅茶・ココア(2016年9月22日号)
コーヒーは今年も家庭用、業務用とも好調だ。缶コーヒー市場もボトル缶のけん引で前年を上回っている。1〜7月の生豆輸入量は前年比104・0%。製品輸入や港湾在庫を加味した消費量(国内供給量)は102・1%で推移しており、4年連続の過去最高となるか期待が高まる。CVS等での淹れたてコーヒーの普及により飲用機会や新規ユーザーが拡大した。また既存ユーザーはスペシャルティコーヒーなどこだわりを強めている。コーヒーの飲用経験率の向上が家庭用市場にも波及しており、メーカーではこの秋、プレミアムコーヒーを訴求する新商品に注力している。
コーヒー生豆の1〜7月輸入量は27 万946t、前年同期比104・0%。今年前半はコーヒー生豆相場が落ち着き、円高もあってCIF輸入金額は78・1%。原料豆の調達環(…)
コーヒー生豆の1〜7月輸入量は27 万946t、前年同期比104・0%。今年前半はコーヒー生豆相場が落ち着き、円高もあってCIF輸入金額は78・1%。原料豆の調達環(…)
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