食料醸界新聞は、毎号、トレンドに合わせた特集・企画をしています。
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11月13日「鏡餅特集」
包装餅業界は今シーズン、包装餅・鏡餅の価格改定に踏み切った。上げ幅は5〜10%で、10〜11月にかけて実施された。値上げは03年以来5年ぶり。前回は冷夏による凶作が原因だったが、今回は原油高騰を背景としたコスト上昇も値上げの大きな要因となっている。実際、これまでにも製造費、包装資材費、運賃などが数度にわたって値上がっており、経営を圧迫してきた。そのため、各社、春先から値締めに取り組むことで何とかしのいできたが、その後も相次ぐ資材費等の高騰に加え・・・本文
11月10日「歳暮ギフト特集」
2兆円とも、3兆円ともいわれる歳暮ギフト需要の争奪をめぐって、百貨店とスーパーなど量販勢力、さらにCVSなども加わり激しい攻防戦を繰り広げている。ギフトの値引き合戦のすごみは、いまではスーパーより百貨店が上回り全国一律210円という効率的な配送システムの確立で市場のパイを取り込み、リードする・・・本文
11月6日「本格焼酎特集」
本格焼酎の需要期商戦は消費に不透明感が漂うなかで、「じっくり腰を落ち着けて、これまで通りに品質訴求をしっかりやっていくことが一番」(メーカー)とのスタンス。事故米不正流通事件の風評被害は、懸念されたほどのことはなく終息しそうだが、景気の悪化と値上げ環境下で、安価な甲乙混和焼酎との競合が強まっているのは避けられない。まだ当面はブーム後の踊り場が続きそうで、次のステップに向けた種まきが重要。業界としては、租税特別措置法第87条の恒久化を強く求めていく・・・本文
11月3日「白みそ市場特集」
白みそ商戦が水面下で活発化している。今春の業界上げての値上げは、ほぼ浸透したようであるが、白みそに関してはこれからの年末商戦でその真価が問われる場面となっている。昨今は、通年需要に比重をおいた対応がクローズアップされているが、この成果は最大の需要期である年末需要での活況を引き出してこそのものであり、それだけに目先12月の瞬間消費へ向かって各メーカーがしのぎを削っていく・・・本文
10月30日「スーパー・コンビニエンスストア特集」
上場スーパーで、08年8月中間決算企業の大半の業績が出揃った。景気の後退に加えて製品の値上げ攻勢、ライバルである異業種をも含めた競争激化から、08年2月期、あるいは07年8月中間期との対比で際立つ現象は、収益内容が悪化した企業がふえたこと。調査23社中、売上高、営業利益、経常利益、中間純利益がともに増加したパーフェクト達成組≠ヘ僅かに6社(ライフC、マルエツ、オークワ、マックスバリュ西日本、CFS、アークス)である・・・本文
10月27日「清酒特集」
清酒の需要期商戦は順調な出足をみせ、年末へ向けて期待がかかる。消費を左右する天気と景気というファクターで、景気悪化が懸念材料。灘・伏見の大手筋は需要期の商品施策に手応えをつかんでおり、「自社のスタンスで、得意分野を強化するのが最優先。他社を気にしてばかりはいられない」と、気合を入れる。地酒蔵が先行する値上げも、大手はスタンスの違いから実現できなかった経緯があり、これからはメーカー個々の決断がより重要になってくるだろう・・・本文
10月23日「家庭用スープ特集」
家庭用のスープ市場はスープ春雨が回復した。春雨だけでなく米粉や雑穀、しらたきなど多様化、カップシチューも加わりジャンルの垣根は曖昧になりボーダーレス化。昨秋からは「おこげ」や「生姜」が新たなトレンドになりつつある。メーカーも既存プレーヤーに加え、参入組も多く新ジャンルは混戦模様。PB商品の増加もNBにとっては課題。06年度は前年度から約10億円減の920億円市場(小売ベース)、07年度はヘルシーカップの回復により930億円に戻した。08年度上期は4―6月が好調、7月は猛暑で苦戦、8月中旬以降は順調で、10月以降の本格需要期は主要メーカーが販促を強化する・・・本文
10月20日「マーガリン・スプレッド特集」
08年度前半の家庭用マーガリン消費は、バター需給のひっ迫に加え、家庭内食回帰による食パン消費増により予想以上のドライブがかかった。原資材高騰で2〜3月に値上げを実施したが、各社主力商品では容量変更により価格を据置いたため、値上げによる影響は極めて軽微だった。引続き油価高騰のため、夏場以降今年2回目の値上げを余儀なくされ、実施時期の違いで、メーカー間の明暗を分けるケースも。バターの需給は夏場の不需要期でやや落ち着きを取り戻したもの、年末の需要期に向け、業務用も含め、なお先行き不透明感はぬぐえないのが実情・・・本文
10月20日「ワイン特集」
08年のワイン市場はこれまでのところ順調に推移しているようだ。下半期に入り天候要因などによる一時的な売り上げ不振がワインに限らず全般に見られたが、これも9月には回復傾向で実需面での不安要素は今のところ見られない。ただ下半期の大きな山場であるボジョレー・ヌーヴォー市場は今年も1割近い減少が見込まれ厳しい状況。またもうひとつの山を形成するシャンパーニュは年初から順次行われてきた大幅値上げや、このところの景気への影響不安による富裕層の消費意欲減退で頭打ち感が出ている模様・・・本文
10月16日「お茶漬け市場特集」
ふりかけ・おむすびの素・お茶漬市場は生活防衛による内食化傾向と小麦関連商品の値上げによる米飯回帰が追い風になっている。店頭では「家計応援企画」セールに採用されることも多く、店頭での露出度はアップしている。新米の出荷も始まり、秋の行楽や運動会など需要も高まるシーズン。主要メーカーではカテゴリーのトップブランドが市場の成長をけん引・・・本文
10月16日「コメ流通特集」
内食回帰≠ナコメとコメ周り品に衆目が集まっている。世界規模の小麦高騰により、パンが相次いで値上げした外的要因がフォローとなって、今年に入ってのスーパーのコメ販売動向が順調。農水省が発表した「コメ一人当たりの年間消費量」は、12年ぶりに増加に転じた。そうした流れに水を差すかのように今秋、業界を揺るがせた事故米の問題が発生。石破農相が自ら指揮し、不正防止策の処置を急いでいる・・・本文
10月13日「育児品特集」
育児粉乳、ベビーフードなどの育児品は、少子化の影響を直接受ける事業で需要は頭打ち。今春に価格据え置きで減量する改定を行ったが、育児粉乳はこの影響はほとんどみられなかった。ベビーフードは厚労省のガイドライン変更で2〜3カ月頃の市場が無くなった影響が大。その分完了期が後ろに伸びた。これまで難しかった1歳以降を取り込めるか。また母親向けなど周辺市場の掘り起しにも取り組んでいる・・・本文
10月13日「包装餅特集」
包装餅業界は、原油高騰によるコスト増に加え、原料のもち米価格アップが経営を圧迫、大半のメーカーが10月1日より値上げを実施した。一方、諸物価高騰機運にあって、消費者は生活防衛姿勢を一段と強化。その中にあって値上り。各社の販売戦略が注目されるところ。
10月9日「家庭用プレミックス特集」
家庭用プレミックスが久し振りに明るさのあるシーズンインを迎えている。景況悪化、食の安心・安全などから内食回帰の中でムードはぐんと上向いている。お好み焼粉・たこ焼粉、天ぷら粉・から揚げ粉などの無糖タイプ、ホットケーキミックス・オーブン用各種ケーキミックスなどの加糖タイプともにインストアプロモーションが活発化してきた。無糖タイプは、いずれも生鮮3品連動のメニュー提案型販促が定着しているが、今期は企業コラボの販促も増える・・・本文
10月6日「元気印スーパー特集」
いま元気印スーパーに「小さく」「安く」売る取り組みが広がっている。2人世帯、単身世帯なども増加し、調味料や酒類でも量目の見直しが求められている。さらに少し割高かもしれないが支払う絶対金額を低く抑えられる小容量商品は、値上げのなかで新たなニーズが生まれつつある。一方、内食回帰、値上げによる価格の適正化・利益の適正化といったスーパーマーケットへの追い風が「この夏以降止まった」とみる業界関係者は多く、低価格志向が強まるなか、いかに“安く”売るか、各チェーンの取り組みが進む・・・本文
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