食料醸界新聞は、毎号、トレンドに合わせた特集・企画をしています。
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8月20日号「パスタ特集」
パスタは、国産業界主体に内食シフトをプッシュ、秋需の盛り上げを図る。ことしの上半期(1〜6月)は2年振りのマイナス成長で折り返したが、外食・中食の業務用不振が大きな背景にある。このところの食マーケットは安全・安心、おいしさ、エコノミーがトレンドだが、パスタは楽しさも訴求しながら内食を喚起、家庭用のけん引パワーを強化拡大戦略。国産パスタは家庭用の比率が高く、この市場に刺激を与えることが最優先されている。商品的にはパスタの新製品もあるが・・・本文
8月17日号「即席めん特集」
即席麺市場は8月から、各メーカーが本格需要期に向け、基幹ブランドの活性化策などもほぼ終えて、臨戦態勢に入った。スーパー店頭では大陳などの企画も増え始め、店頭露出度がアップしている。業界関係者は、今年一杯はまだPBとオープン価格商品など低価格商品が拡大するだろうと予想する一方で、コアブランドの技術革新による品質向上や、新基軸の商品開発による需要の創造など、価値を柱とした戦略を強化する。小麦の政府売渡価格は4月、値下げとなったが・・・本文
8月10日号「CVS特集」
コンビニエンスストア業界はタバコ自動販売機用の成人認識カード「タスポ」効果が最後の関東・山梨・沖縄も丸一年が経過、7月から既存店売上高も大きく落ち込んだチェーンが多い。「タスポ」反動減に加えて、全国的に気温は低く、雨天の日が多く日照時間は少ないため、夏物商材は売れ行きもさっぱり。これまで各チェーンは「タスポ」効果後を想定してフライヤー導入の前倒しや重点カテゴリーづくり、会員カードによる顧客の囲い込みなど対策を急いできた。さらに消費者の低価格志向は・・・本文
8月6日号「北陸特集」
北陸3県の行政人口は310万人、小売販売額は3兆円で、全国規模2・5%の縮小版といえる。一方、昨年7月には東海北陸自動車道が全面開通、今年3月には富士山静岡空港で小松空港への就航が東海と北陸の二つの文化をつなぐ接着剤となり、相互交流を後押し。さらに2014年の北陸新幹線開通に向け、沿線地域での再開発も急ピッチで進められ、市場活性化の機運が高まっている。商業人口、小売吸引力も石川を中心に持ち直しつつある。清酒、味噌、醤油など伝統的な地場産業を・・・本文
8月6日号「静岡地区缶詰特集」
ツナ缶詰市場は原料魚価が比較的安定していたが、マグロ漁獲規制の強化もあり再び上昇基調。タイ・バンコク相場では5月頃までキハダマグロは1800米j/d、カツオは1500j/dと高値安定、それが6月に入ってじわじわ上がり始めているという。08年度の缶びん詰は原料・資材の高騰から値上げした品目が多く、買い控えにつながったことや、PB比率の拡大でNBの店頭露出が減少した影響で振るわなかった。輸入品も減少、国内需要は縮小している。レトルト食品は・・・本文
8月6日号「スパークリングワイン特集」
09年前半のシャンパーニュを含めたスパークリングワイン全体の市場は、昨年後半からの急速な景気後退影響を真っ先にこうむったシャンパーニュに引きずられて、2ケタ台のマイナスで推移した。年末需要に支えられる部分が大きいカテゴリーだけに、8月末の衆議院選での政局の行方や、年末に向けて回復基調が出てくるという予測もある景気動向次第では、後半は前半以上の水準が望めるのではという楽観的な見方もある。スパークリングワインの09年上期1〜6月の輸入状況は・・・本文
8月3日号「日本セルフ・サービス協会特集」
社団法人全国スーパーマーケット協会と社団法人日本セルフ・サービス協会が今日合併、正会員480社・約8000店、正会員総売上高が約11兆1000億円にのぼる新たな社団法人日本セルフ・サービス協会が誕生した。日本セルフ・サービス協会を存続団体とする吸収合併となるため、新団体の名称も日本セルフ・サービス協会となり、役員も日本セルフ・サービス協会の理事・監事が務めるが、27日に開催予定の臨時総会で新役員を選出、その後の理事会で新会長などを選出する・・・本文
7月30日号「信州特集」
信州・長野県のみそ出荷量は今春以降、ようやく上昇基調を強めてきている。それまでは、前年の値上げの数字の裏返しや価格維持、節約型消費の影響もあって実績割れが目立ったが、ここ2、3カ月は徐々に勢いがつきはじめている。ただ、低価格志向は食品全般に広がっており、不況感も根強くまだまだ楽観できない状況は変わらない。それだけに信州の有力各社は目前の秋・冬商戦へ向けていっそうの活性化を引き出すべく、新商品やプロモーション活動に余念がない。本格需要期を前にした・・・本文
7月30日号「中部流通市場特集」
中部流通市場は、昨秋のリーマンショック以降の景気の急速な悪化が、トヨタのお膝元といわれる市場だけに、より大きなダメージをもたらしたのは否めないところ。もっとも、ここへきてまだら模様ながらも景気の回復傾向が指摘され、実消費にどこまで反映されるか注目される。地域に密着した営業を推進する地場有力卸では、コスト意識をさらに徹底させながら、プラス思考で景気の難局を乗り切っていきたい構え。ここでは奮闘する地元の有力卸の動向にスポットを当てた・・・本文
7月27日「オリーブオイル特集」
オリーブオイルは、家庭用マーケットで伸び足を早めている。08年度(4〜3月)は金額・物量とも2ケタ近い伸びで、物量では1万2千d近くまで回復。今期に入って4〜6月は120%ペースで推移しているようで、このまま行けば98年のレコードを更新しそう。家庭内調理増加、内食シフトの中で、ナチュラルヘルシーニーズの盛り上がり、フルーティーな風味の人気の高まり、使用メニューの広がりなど、相対的なオリーブオイルの価値が上昇トレンド。08年度は、家庭用食油マーケットの・・・本文
7月23日「食用塩市場特集」
食用塩業界では食用塩公正取引協議会が昨年設立され、業界ルールに沿った適正な表示への切り替えが進められているところだ。専売制廃止から12年、業界としてのまとまった活動がスタートし、今後さらに発展が求められるところ。消費者意識は依然として減塩即健康という単純なイメージを持っている一方、塩スイーツブームなどでの塩の正しい情報が求められる場面もあり、適切な情報発信のうえでの消費促進活動が不可欠だろう。塩の需要量は、財務省調べによると08年度で・・・本文
7月23日「加工米飯特集」
簡便志向や個食化を背景に市場を拡大してきた加工米飯だが、農林水産省がまとめた08年の加工米飯生産量は25万8588d、前年比8・2%減。2年続きの前年割れ。しかも、減少率が拡大(07年0・4%減)。生産量最大の冷凍米飯のマイナス(同じく5年ぶり)が全体の減少につながった形で、同じ範疇にある冷凍麺の好調や内食回帰による家庭での炊飯の影響があったと見られる。また、レトルト米飯はこのところ減少傾向にあり、一方で、レトルト米飯に比べ食感に優れる無菌包装米飯が・・・本文
7月20日「リキュール&スピリッツ特集」
今年の本格リキュール&スピリッツ市場は、昨年後半からの急速な景気後退による業務用市場の冷え込みで、厳しさに拍車がかかっている。反面、全般的に外で節約して家で飲むケースは確実に増えており、リキュール&スピリッツにおいても家庭用市場はまだ規模は小さいが拡大傾向にある。スイーツブームもあってバラエティーに富んだリキュールの魅力に触れる機会は増えており、リキュールの家庭用市場、ひいてはスピリッツの家庭用市場が成長する素地は揃っているようだ。メーカー・・・本文
7月20日「無糖茶飲料特集」
無糖茶飲料が伸び悩む。04〜05年の「緑茶戦争」で緑茶市場が大きく伸び、ブレンド茶、ウーロン茶と合わせて4億㌜を超える巨大市場を形成しただけに、その後の減少が飲料市場全体の足を引っ張る。無糖茶市場のポテンシャルは高く、今の踊り場を脱するには、商品開発による新たな価値提案がカギを握る。今年1〜6月は緑茶、ブレンド茶、ウーロン茶のいずれも前年を下回って折り返した。緑茶市場は08年まで3年連続前年割れで、今年前半戦も98%前後。ブレンド茶、ウーロン茶市場は・・・本文
7月16日「コープこうべ特集」
消費生活協同組合法の改正で、県域を越え京都府下への事業拡大を目指すとともに、41年間にわたり事業提携してきた大阪北生協との合併に向け、本格始動するコープこうべ。09年度はコープ商品の誕生から50周年の節目を迎えたことから、商品の開発・改善のさらなる強化と、店舗資源を無店舗事業に本格シナジーさせるための整備を着々と整える。「第2次経営再生(後期3カ年)計画」の仕上げは改革≠軌道に乗せ、コープこうべが持続可能な事業体へと変貌できるか否かの・・・本文
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