食料醸界新聞は、毎号、トレンドに合わせた特集・企画をしています。
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2010年1月14日号「紅茶特集」
紅茶は家庭用のティーバッグ、インスタントティーなどが順調に伸び、紅茶ドリンクも堅調だ。家庭用は消費者の生活防衛意識の高まりに伴う内食化でティーバッグ、インスタントティーを中心に好調。特に12月以降の本格的な冷え込み到来で売れ行きも目に見えて好転した。紅茶ドリンクはこの数年復調傾向で昨年も清涼飲料市場が97%程度にとどまる中で健闘した。一方で昨年後半に原料茶葉が急騰しこれで3年連続での高騰となる。インド、スリランカ、ケニアなど主要生産国がいずれも減産・・・
2010年1月11日号「中四国卸・メーカー特集」
中間流通(食品卸=加食・酒類)の再編が急ピッチに進む中四国市場では、大きな倒産事故もなく、有力卸への集中度が一段と高まり、同時にリージョナルチェーンや地場有力ストアでは取引卸の集約化を急速に進めている。中間流通にとっても、品揃え・精度の高い物流業務の機能強化を求められ、販促確保と併行してコスト競争の強い体力が要求されている。つまり、従来の価格競争だけでは限界があり、納入相手先も自らの経営に役立つ情報なり営業企画、管理システムへのサポート機能を・・・
2010年1月1日号B集「中・四国スーパー特集」
中四国市場での流通業界は、地場企業で上場代表スーパー4社を軸にこれまで順調に業績を伸ばし続けてきたが、競合激化に加えてデフレ不況の直撃を受けて事態は急変、業績悪化組も増加している。経済情勢の悪化で先行き見通しも不透明のため、出店政策にも悪影響を及ぼしており、今後の各社の対応にも注目が集まっている。デフレ不況の長期化が、代表的な上場スーパー業績にも悪影響を与えている。業界でもトップクラスの高収益率を続けてきたイズミだが、昨年の8月中間期の業績・・・本文
2010年1月1日号C集「信州特集」
信州地区のみそメーカーが新年へ向かって始動してきた。一昨年の値上げから一転して昨年は経済不況を背景にデフレ化の進展とも相まって厳しい環境に迫られた。この状態は今も進行形であり、みそ業界は各地区の各メーカーがなんとか打開策を図ろうと多種多様な取り組みを実践している。前回の値上げのときもそうだったように、大手が集中する信州のメーカーはある意味、業界の指標的存在であり、この地区のメーカーの動きは業界をリードする立場にもある。それだけにこの春商戦に・・・本文
2010年1月1日号D集「中部流通市場特集」
中部流通市場は、今年も不況下で難しい舵取りが続くが、地域密着の営業を推進する地場有力卸では、コスト意識をさらに徹底させながら、自社の優位性をより引き出し、難局を乗り切っていきたい構え。それぞれ得意の土俵で、差別化を図ることがより重要との認識である。トヨタのお膝元といわれる市場だけに、その業績回復が消費に与える影響は大きく、とくに夜の酒類マーケットには要注意の状態が続く。ここでは奮闘する地元の有力卸の動向にスポットを当てた・・・本文
2010年1月1日号D集「東北清酒特集」
旧2級酒市場の東北エリアは過疎化とデフレ不況のダブルパンチで地方経済を直撃、昨年の総出荷量は全国平均を1ポイント程度下回るマイナス5%程度での着地となったようだ。一方、蔵元も競争力強化へ、新たな酒質戦略に動き出しており、産官学連携による技術革新もこれを後押し、新たな飛躍の跳躍台に立っている。21BY(酒造年度7〜6月)の造りの現場では、冷夏の影響で原料米は溶けやすく、また、暖冬から醪管理などで杜氏の技が左右しそうだ。東北清酒の昨年21CY・・・本文
2010年1月1日号D集「北陸市場特集」
過疎化と不況のダブルパンチで地方経済は先行き不透明感を増す中、景気回復の原動力として、地場産業の活性化が期待されている。国も中小企業向けに商品開発や販路開拓の支援を目的とした施策を展開、中小企業地域資源活用促進法、商農工等連携促進法の下、各事業がスタートしている。中小企業者が申請した事業計画が認定されると必要な資金の補助や低利融資、信用保証の特例、税制優遇措置などの特典が受けられるというもの。帝国データバンクがまとめた長寿企業アンケート調査・・・本文
2010年1月1日号D集「静岡地区缶詰特集」
ツナ缶詰市場は原料魚価が高騰、高値安定を経て下降してきたことで主要企業の収益は回復傾向。一方、消費低迷で業績が振るわない大手小売りからの値下げ圧力は強まり、拡販費はじわじわ膨らみ始めている。円高により輸入品の増加も見込まれる。「やきとり」缶詰は値上げ(08年9月)から1年を経過し売り上げは改善してきた。レトルト食品はカレーを中心に需要は安定成長している。生活防衛による節約志向、内食化は寅年の今年も続くと予想され、缶詰業界も「100円均一」・・・本文
12月28日号「ベルギービール特集」
ランビック、レッド、ホワイト、トラピストなど、ワインとビールの中間を思わせるベルギービールが注目されている。その背景にはリーマン・ショックによる世界的な消費不況の中で、高級なワインを飲んでいた層の関心が割安なビールにシフトしていることがあげられる。パーティー需要の囲い込みにマグナムサイズやフードマッチングのペアリング提案で、ベルギービールが持つ独自の世界観と新しい味覚に誘えるか、腕の見せ所だ。ベルギービールは02年日韓サッカーW杯の日本対・・・本文
12月21日号「マックスバリュ九州特集」
九州の食品流通業界で注視されるのが食品スーパーの「マックスバリュ九州」(本社福岡市博多区、築城政雄社長、販売高1100億円=平成22年2月期末見通し、店舗数108=今年12月21日現在)だ。いうまでもなく、イオングループの九州市場での食品事業を担う中核企業である。過去3カ年、年率7〜8%の安定成長をキープ。営業・経常利益率で2%強を継続保持する優良企業≠ニしての呼び声が高い。発祥の母胎となるのが、旧寿屋の食品スーパーくらし館を引き受けた・・・本文
12月14日号「こだわり食品群特集」
節約型の消費性向に拍車がかかるなか、こだわり食品群が我慢の局面を迎えている。原材料や造りなどで多種多様なこだわり性を求めた商品は、調味料を中心に各カテゴリーで独自の基盤を築いているが、こうした商品は、価格的にもレギュラー品や普及型商品との比較で高額であり、昨今の不況色の強い市場環境にあって消費敬遠の場面が増えている。このため、固定需要層はある程度維持しつつもプラスアルファにつながる浮動票的消費が大きく後退を余儀なくされているもの。この局面を・・・本文
12月7日号「中華・韓国・エスニック調味料特集」
中華調味料市場は09年度上期(4〜9月)、中華合わせ調味料が前年順調に成長したこともあり、伸びを欠いている。昨年は内食化の強まりがプラスに働いたが、それが一巡した格好。市場刺激策も大型の店頭販促企画や好調な新商品もあったが、今年度は鮮度感が薄れ勢いが鈍く、微減から前年並みの推移。一方で中華だしや醤などの基礎調味料は、コストパフォーマンスの良さから拡大成長している。年末年始商戦が終了し2月には主要メーカーの新商品や「中華フェア」など店頭刺激策も・・・本文
12月7日号「中国酒特集」
中国酒市場は景気低迷による業務用市場の冷え込み、中国食品に対する不信感の高まりなどで厳しさを増している。輸入数量ベースで見るとほぼ前年並みとなりそうだが、昨年は景気低迷に金融不安のダブルパンチで輸入開始37年の歴史の中で初の2ケタ減で、その水準からの回復の兆しは全く見えない模様。デフレスパイラルのなかで紹興酒もまたぞろ低価格商品が台頭し体力勝負となっており、先が見えない状況。インポーターの数も徐々に絞られていく中で、bP争いの宝酒造、永昌源の・・・本文
12月3日号「スーパー歳末商戦特集」
消費者の購買行動をどのように捉えるか。「単純な低価格訴求には飽きてきた」「いやいや、そうはいってもやはり価格に敏感」などスーパーマーケット業界の分析はさまざまだ。市場の実態がつかめず、不安を抱えたままの歳末商戦突入だ。内食回帰で今春までは好調に推移したスーパーマーケット。しかしその後、節約志向が日常の食卓にも及んだためか、1品単価が下落し、大半のチェーンの業績が悪化している。しかしハレの日の需要が高まる歳末商戦では、節約志向で外食や・・・本文
12月3日号「みりん系調味料特集」
みりん系調味料は和食回帰や安全・安心志向の高まりを背景に、本みりん中心に安定した推移を続けている。今年は景気低迷による外食市場の不振で、業務用市場の落ち込みが目立つが、各社では内食シフトが進むなかでみりんを使ったメニュー開発に積極的に取り組む。みりんの持つ調理効果などとあわせ、インターネットなども活用した家庭用レシピの提案など進めている。本みりん、みりん風調味料、発酵調味料は酒類小売免許の取得要件が大幅緩和されて以降は、併売機会が増えるなかで・・・本文
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