食料醸界新聞は、毎号、トレンドに合わせた特集・企画をしています。
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惣菜(2013年5月13日号)
拡大基調の中食市場にあって、惣菜は、少人数・高齢世帯に対応できることや、短時間・簡便調理が可能なことなどから、今後さらに伸長が期待されるカテゴリーとなっている。
チェーンストア各社からの注目度も高いものがあり、「朝、昼、夜の各時間帯で固定客をつかんでいる」「前期の販売好調を受け、今期目標を10%増に設定」などの声が聞かれる。日本チェーンストア協会がまとめた2012年1〜12月の惣菜販売額も8407億円となり、食料品全体の10・9%を占めるまでに成長した。チェーンストアにおける惣菜販売で、ここに来てにわかに脚光を集めているのが、消費期限の長い包装惣菜。2〜3カ月のロングライフ型で、チルドタイプが多く、買い置きができることなどが特徴。参入メー(…)
チェーンストア各社からの注目度も高いものがあり、「朝、昼、夜の各時間帯で固定客をつかんでいる」「前期の販売好調を受け、今期目標を10%増に設定」などの声が聞かれる。日本チェーンストア協会がまとめた2012年1〜12月の惣菜販売額も8407億円となり、食料品全体の10・9%を占めるまでに成長した。チェーンストアにおける惣菜販売で、ここに来てにわかに脚光を集めているのが、消費期限の長い包装惣菜。2〜3カ月のロングライフ型で、チルドタイプが多く、買い置きができることなどが特徴。参入メー(…)
はちみつ(2013年5月9日号)
はちみつ業界は原料高騰≠ニ円安による輸入価格上昇≠フダブルパンチに悩まされている。原料価格の上昇は、メーカー各社に大きな影響を与えており、今後値上げが必須の状況だ。市場の動向は、量販店ではダウンサイジング傾向が進んでおり、150〜350g帯が主力になりつつある。価格帯では、手頃な価格の商品の一方で、国産などのアッパーな商品も動いており二極化現象が見られる。はちみつ味噌〞がブームの兆しを見せており、このあたり市場の追い風となる可能性を秘め、注目の的。
はちみつ原料の世界規模での高騰の流れは継続している。これに加えて日本国内では、政権交代後の円安の流れを受けてはちみつ輸入価格が急上昇。業界関係者の話では、最も輸入量の多い中国産で「1kg50円以上価格が高騰」、変動の激しいア(…)
はちみつ原料の世界規模での高騰の流れは継続している。これに加えて日本国内では、政権交代後の円安の流れを受けてはちみつ輸入価格が急上昇。業界関係者の話では、最も輸入量の多い中国産で「1kg50円以上価格が高騰」、変動の激しいア(…)
乾麺(2013年5月2日号)
今年の乾麺商戦は、スタート時、比較的暖かい日が続き順調な出荷。その後、低気温の日が続き、停滞気味となったが、連休ごろからは気温上昇。伴って荷動きは活発化しており、この後の需要期に向けて大いに盛り上がりが期待される。ただ、PBとの売り場争奪、他の麺類との競合、採算面では小麦粉の値上げや電気料金の値上げなど、課題山積。昨年の低調から一気に盛況へと盛り返すための商品力や提案力が注目される。
今年の乾麺商戦は、関東地区では桜が例年より早く開花するなど、早い春が到来したこともあって、例年より1週間ほど早い3月中旬より売り場がスタート。一方、関西は平年通りの3月末からというところが多いが、スーパーによっては、4月に遅らせるところもあった。昨年は前半の4〜6月が低気温で動きが鈍かったこともあり、早くからスタート(…)
今年の乾麺商戦は、関東地区では桜が例年より早く開花するなど、早い春が到来したこともあって、例年より1週間ほど早い3月中旬より売り場がスタート。一方、関西は平年通りの3月末からというところが多いが、スーパーによっては、4月に遅らせるところもあった。昨年は前半の4〜6月が低気温で動きが鈍かったこともあり、早くからスタート(…)
めんつゆ(2013年5月2日号)
つゆ商戦が徐々に活気を見せ始めた。ただし、4月の低温気候の影響で出遅れ感は否めず、この連休商戦で本番へ向かってどこまで勢いをつけられるかがシーズン全体を占う上でも大きな注目ポイントになってきそう。市場スケールとしては、主力の濃縮タイプがやや後退感を強めるなか、パウチ商材が浮上する一方、このところ白だし系も堅実に伸びを確保しており、トータルではほぼ横ばい状態が続いている。今シーズンもこの流れは変わらないとみられるが、年間スケールの増減はこのそうめん需要に左右される面が大きく、夏場に向かってのこれからの1カ月は重要。
そうめんや冷や麦、そばなど夏物めん類向けのつゆは、いよいよ最大需要期を迎える。今シーズンはトライアル期間ともいうべきここまでの動きが低調続き。例年な(…)
そうめんや冷や麦、そばなど夏物めん類向けのつゆは、いよいよ最大需要期を迎える。今シーズンはトライアル期間ともいうべきここまでの動きが低調続き。例年な(…)
ベルギービール(2013年4月25日号)
「ベルギービールウィークエンド(BBW)名古屋2013」が明日26日から5月6日まで、名古屋市栄の久屋大通公園広場で行われる。ゴールデンウイークの11日間をフルに使い、昨年に倍する規模で4万人の来場を見込む。ビールやフード、音楽の充実した内容で、ファン急増中のベルギービールにさらに勢いをつける。
BBWは日本のベルギービール正規輸入会社のアサヒビール、小西酒造、ブラッセルズ、三井食品とベルギービール広報センターがメンバーとなる実行委員会が主催。ベルギー現地では99年から首都ブリュッセルで9月第1週末に行われていたベルギービール最大のビールイベントを2010年に海外で初めて、東京で開催したところ大好評で11年大阪、12年名古屋と開催地を広げてきた。今年は横浜と福岡に広げて5都市で開催(…)
BBWは日本のベルギービール正規輸入会社のアサヒビール、小西酒造、ブラッセルズ、三井食品とベルギービール広報センターがメンバーとなる実行委員会が主催。ベルギー現地では99年から首都ブリュッセルで9月第1週末に行われていたベルギービール最大のビールイベントを2010年に海外で初めて、東京で開催したところ大好評で11年大阪、12年名古屋と開催地を広げてきた。今年は横浜と福岡に広げて5都市で開催(…)
中四国スーパー(2013年4月25日号)
中四国の流通市場は、地元、全国チェーンに、DSやドラッグストア、コンビニエンスストアなど他業種を交えた激しい競争を展開。こうした中、再編の動きも出ており、イオンによるマルナカ買収に続き、昨年はフジが広島県廿日市市のスーパーふじおかの10店舗を買収、今年はフレスタが広島県三原市を中心に展開する三原スーパーを完全子会社化。そういった中、地元に本社を置くイズミ、フジ、マックスバリュ西日本、丸久、天満屋ストアの大手5社は、ニーズに対応した業態開発、着実な店舗、売り場展開を通し存在感を発揮。14年3月期業績予想も増収増益を見込む。
経済産業局まとめの12年の大型小売店(百貨店、スーパー)の商業販売額は、19兆5916億27百万円、前年比100・0%と前年並み。うち、中国地区は9676億56百万円(…)
経済産業局まとめの12年の大型小売店(百貨店、スーパー)の商業販売額は、19兆5916億27百万円、前年比100・0%と前年並み。うち、中国地区は9676億56百万円(…)
パスタ(2013年4月22日号)
パスタは、ことし30万t市場がまだ狙える状況だが、この先が正念場だ。円安進行で輸入はシビア、国産依存の面が強くなりそう。店頭では春需プロモーションが国産主体に活発に展開されており、盛り上がりムード。トレンドは手作り・内食化で、家庭用が堅調。このところその傾向を強めており、業界は多様なアングルからパスタ食をプッシュ。節約、時短、エコノミー、本格などの手作りニーズに応えるハード(商材)とソフト(メニュー)の提案で消費喚起。国内の需給スケールは、2012年が内外製品合わせて約29万t、前年比1・6%減で3年振りにシュリンク。国産に想定内の前年の反動が出た。一方、輸入品は続伸、12年は国産と市場を2分である。食品の製品マーケットでは極めて珍しい市場構造。しかし、昨年来の円安進行がインポーターのコスト直撃、輸入品に厳しい状(…)
家庭用ジャム市場(2013年4月18日号)
12年の家庭用ジャム消費は堅調に伸び、昨年1月下旬からヨーグルト消費が急伸長、とりわけジャムと関連の強いプレーンヨーグルトが秋口まで2ケタ成長を続け、ジャム購入を後押ししたとみられる。一方、食パン需要は停滞気味でヨーグルト、パン需要の浮沈がジャム消費に微妙に絡んだ一年だった。総務省・家計調査によると、12年の1世帯当たりジャム支出金額は前年比106・7%、購入量107・8%。PBや輸入品などの増勢で価格下落が進行したため、12年市場成長率を微増とするメーカーもあり、見方が分かれている。昨年来、果実原料、砂糖、資材が上昇、円安進行で原資材価格が高騰しているが、価格改定のできる環境にはないという声がメーカー関係者に多いのが現状のようだ。
アイスクリーム(2013年4月18日号)
アイスクリーム市場(氷菓含む)は、12年度(4〜3月)で約4200億円、前年比104%で着地した。3月単月が新商品の投入もあって前年比110%となり、4月からの新年度に弾みをつけた。近年、設備投資を伴う新ブランドを積極的に展開してきたことで市場拡大が続き、10年度からは3年連続で4000億円台を維持した。今春は大型の新商品は少なく、この数年投入してきたブランドの育成、定着に注力している。
12年度上期は7月前半まで低気温で氷菓を中心に夏物の出足をくじかれたが、その後の残暑で9月に挽回した。下期が12月から3月にかけて厳冬にもかかわらず106%前後と好調だった。下期は期間限定品や、中間価格帯商品などを毎月投入し、売り上げの山をいくつも作って底上げを図る策が奏功した。アイスクリーム事業は上期で稼ぎ、(…)
12年度上期は7月前半まで低気温で氷菓を中心に夏物の出足をくじかれたが、その後の残暑で9月に挽回した。下期が12月から3月にかけて厳冬にもかかわらず106%前後と好調だった。下期は期間限定品や、中間価格帯商品などを毎月投入し、売り上げの山をいくつも作って底上げを図る策が奏功した。アイスクリーム事業は上期で稼ぎ、(…)
コメ流通(2013年4月15日号)
消費者の低価格志向が高まる一方で、コメ相場は依然として高水準。簡便ニーズの高まりからコメ需要は家庭用から業務用にシフトしているが、生産者はブランド米の育成に注力するばかりで、業務用の作付けは進まない。今後はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)も大きな課題となる。こうしたなかで業界には農政や全農に対する批判の声も聞かれるが、これらの安定供給や生産の維持といった機能は不可欠だ。こうした市場ニーズと生産ギャップに苦しむコメ市場では、ますますコメ卸の役割が重要となる。
販売チャネル、販売形態の多様化が進むコメ市場。チャネルが多様化するなかで、東日本大震災以降その動向が注目されているのが生産者からの直接購入やネット通販だ。米穀安定供給確保支援機構の今年2月の消費動向調査によるチャネル別の(…)
販売チャネル、販売形態の多様化が進むコメ市場。チャネルが多様化するなかで、東日本大震災以降その動向が注目されているのが生産者からの直接購入やネット通販だ。米穀安定供給確保支援機構の今年2月の消費動向調査によるチャネル別の(…)
清酒(2013年4月11日号)
清酒は昨年、2年連続の実績クリアとはならなかったが、減少率は小幅にとどめる踏ん張りをみせた。底入れの傾向を明確にするためにも、今年につなげたいところだが、1〜3月の出足は低調。当面は春夏商戦で、ロックやスパークリングなどの訴求を広げていきたい局面。パウチ、PETの新容器の浸透定着も注目される。パウチは今春、新規参入が相次いでいる。原材料コストの逼迫で大きな課題となっている値上げについては、厳しい価格競争の現状にあって「値上げしたいが難しい」との意識が強い。条件の見直しなど、収益改善にどこまで本気で取り組めるか、待ったなしの瀬戸際と言っても過言ではない。
清酒は12年1〜12月の国税庁課税移出数量が、前年比1・2%減(約328万石)。(…)
清酒は12年1〜12月の国税庁課税移出数量が、前年比1・2%減(約328万石)。(…)
マーガリン・スプレッド(2013年4月8日号)
家庭用マーガリンの事業環境が一段と厳しさを増している。食パン消費にブレーキがかかっているうえ、小世帯化の進行で、ボリュームゾーンの大容量商品の地盤沈下が止まらない。加えて、主原料の食用油価格はじめ資材価格が高騰、デフレによる店頭実勢売価安に対し、為替を含むコストアップ要因に見舞われ、価格改定を迫られる状況といえる。ただ、ここ半年余り消費量が伸びず、市場活性化により原料高の売価安という流れをいかに変えるか、市場構造の転換が製販共通の課題といえそう。小麦粉値上げによるパン需要への影響も懸念材料で、スプレッド以外の用途拡大提案に熱が入る。
今春の新商品では明治「クリーミースム〜ス・チョコレート仕立て」、J‐オイルミルズ「カルピスソフト」の店頭カバー率の高さが目立つ。ともに楽しさ≠備えた風味スプ(…)
今春の新商品では明治「クリーミースム〜ス・チョコレート仕立て」、J‐オイルミルズ「カルピスソフト」の店頭カバー率の高さが目立つ。ともに楽しさ≠備えた風味スプ(…)
海外ブランドビール(2013年4月4日号)
海外ブランドビールは世界的認知とイメージ戦略を背景に底堅い需要を維持、拡大基調に転じている。震災後の国産ビール類の生産が不安定だった時期に、輸入ビールが隙間を埋めたことも再びの知名度アップに貢献したようだ。過去のような海外ブランドへの無条件の憧れ≠フようなものは薄れた感があるものの、一部ブランドは以前に増してこだわり感・ステイタス感を増しており、そこに価値を見出す消費者は着実に増えている。有力各社はグローバル戦略と足並みを揃えた販促策に注力している。
〈総市場の動き〉総市場は業務用チャネルを中心に増勢しており、昨年の主要ブランドはいずれもプラス伸長と推定される。輸入通関数量では12年1〜12月で、ビールが前年比96・0%の4万666kl、麦芽発泡酒が112・1%の21万7626kl。前年実績が震災で(…)
〈総市場の動き〉総市場は業務用チャネルを中心に増勢しており、昨年の主要ブランドはいずれもプラス伸長と推定される。輸入通関数量では12年1〜12月で、ビールが前年比96・0%の4万666kl、麦芽発泡酒が112・1%の21万7626kl。前年実績が震災で(…)
缶びん詰・レトルト食品(2013年4月4日号)
国内の缶詰市場最大の規模を誇るツナ缶詰が値上げされる。主原料のキハダマグロとカツオの魚価が高騰を続け、今後も好転が見込めないことに加え、円安が輸入原料の価格を直撃、タイ現地での賃金上昇も影響している。問題は実勢価格がどれほど上がるかだ。缶詰の需要は11年3月の震災以降、防災備蓄食として見直され、レシピ本や「缶詰バー」の増加などにより回復傾向。購入率の高い高齢者に対応、小さな力でもフタが開けやすい『イージーピール缶』も増えてきた。
キハダマグロは11年以降の急激な魚価上昇後も、高水準が続き、昨年からは漁獲不足も追い打ち、タイ・バンコク相場は平均2800米ドル/t前後、カツオも2000ドル以上が常態化する未曾有の状況。WCPFC(中西部太平洋マグロ類委員会)による集魚装置(…)
キハダマグロは11年以降の急激な魚価上昇後も、高水準が続き、昨年からは漁獲不足も追い打ち、タイ・バンコク相場は平均2800米ドル/t前後、カツオも2000ドル以上が常態化する未曾有の状況。WCPFC(中西部太平洋マグロ類委員会)による集魚装置(…)
乾物・ふりかけ・お茶漬け市場(2013年4月1日号)
伝統食品である乾物は、日本固有の食文化を表すものとして根強い支持。最近では個食化対応の簡便性ある商品開発で若者層の取り込みを図るなど一層の需要拡大へ積極的なチャレンジも見られる。乾物は天産物ゆえに生産動向が不安定。海苔や干し椎茸は、一転して増産傾向だが、千切り大根は2年続きの減産。かんぴょうも生産者の高齢化等が進み、もはや貴重品となり、高値安定が慢性化。これらは中国など海外からの輸入でカバーしている状態だが、その中国も今年は干ばつ等で減産高値。ゴマも2大生産国の減産が響き高値といった状況で、輸入品は円安が追い打ちをかける。売価に反映することは難しく採算面でも非常に厳しい状況が続く。以下は、乾物の最新の市況。
千切り大根の国産の新物生産量は平年作(23万〜25万俵、1俵10kg)の2割減(…)
千切り大根の国産の新物生産量は平年作(23万〜25万俵、1俵10kg)の2割減(…)
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