食料醸界新聞は、毎号、トレンドに合わせた特集・企画をしています。
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9月10日号「ウィスキー特集」
2007年のウイスキー市場は、後半の山場を迎えて、国産・輸入ともキャンペーンが久しぶりに目に付くなど、ハイクラス主導で盛り上がりを図っている。 英米の原酒不足が顕在化しつつある中で、スコッチウイスキー、バーボンウイスキーともに値締めをはかる向きが多く、来年は正式な価格改定を視野に入れなければならなくなってきたようだ・・・本文
9月3日号「乾物特集」
ごまは、需給逼迫の中、相場上昇が続く。主要生産国・中国の生産国から消費国への変化や中米、南米のバイオエタノール需要増大の影響による減産などが背景。中国の白ごま生産状況だが、主産地の河南省や安徽省が7月の降雨の影響で30〜40%の減産。かんぴょうは、新物の生産状況がまもなくはっきりするが、今のところほぼ平年作で終了する見通し。ただ、連日の猛暑で雨が少ないことから、ここに来て玉の太りが小さいとの声も出ており、このあたりは懸念材料。10%強の減産の可能性も出てきている・・・本文
8月30日号@「缶コーヒー特集」
飲料はこの先の缶コーヒー秋需商戦に向けてブランド各社アクションスタート。『GEORGIA/ジョージア』(コカコーラ・システム)、『BOSS/ボス』(サントリー)、『DyDo(ダイドー)』(ダイドードリンコ)、『FIRE/ファイア』(キリンビバレッジ)、『WONDA/ワンダ』(アサヒ飲料)の上位ブランドをはじめ、ことし上半期(1〜6月)も各社各様、2ケタ伸長もあれば、足踏み、マイナスもある。総需要の頭打ちでブランド間に明暗の出る混戦マーケットで、勝ち名乗りを上げるのは容易ではない・・・本文
8月30日号A「東北清酒特集」
旧2級酒市場の東北エリアは少子高齢化による人口減少社会の到来、また、昨年5月の税制改正を契機とした"量から質"への転換から、新たな飛躍の跳躍台に立っている。各県酒造組合、各酒造メーカーともにその産地特性や造りの個性を引き出そうと、開発指向を強めており、市場活性化の気運が高まっている。秋の風物詩"ひやおろし"についても列島横断的な取り組みが注目されており、生販3層によるスクラムが求められる。ここまでのところ米の作柄も良好で19BYの仕込みが順調に進めば、調整局面を経て、本格的な需要底上げが期待できそうだ・・・本文
8月27日号@「牛乳乳製品特集」
豪雨、梅雨明けの遅れから一転、8月は記録的な猛暑の到来、生乳需給ひっ迫の乳業界にとって、ダメージを残す夏になりそうな点が懸念される。酷暑で搾乳量の低下が伝えられる中、飲用牛乳の消費量は期待ほど伸びず、「牛乳消費トレンドは2年前の猛暑時と同様、ダウントレンドでは」(乳業関係者)との声も・・・本文
8月27日号A「流通市場特集」
08年2月期の第1四半期(3月→5月)の業績が比較的堅調だった上場スーパーが、第2四半期(6月→8月)に入って雲行きがおかしくなってきた。業界の中には8月中間期の業績予想で下方修正に踏み切る企業(ユニー)も出始めたが、低迷の要因はやはり過当競争による粗利の下落が大きい。6月以降の地方税徴収負担増が消費熱を冷やしたり、新潟沖地震の発生や台風襲来、気象条件なども消費者の購買意欲を低下させたとの指摘もある・・・本文
8月27日号B「電子棚札特集」
競合過多によるオーバーストア状況が継続する中で、これまで利益圧縮に泣かされたスーパー各社は、今期重点政策を利益の構造改善を共通命題に置く。ロス削減が経営課題の最大関心事の流れにあって、昨今では新店やリニューアル時に、電子棚札を採用する店舗が急速に増えつつある。売価変更情報にリアルタイムで連動する優れたツールで、水面下で検討が進む消費税率アップにも機動的に対応できるとして、導入機運が一段と高まる傾向にも・・・本文
8月23日号「パスタ特集」
パスタは国産、輸入ともに伸び悩み、今年上半期(1〜6月)の国内需給は12万9千3百d強、2・4%減で、3年振りにマイナスで折り返した。この5年間は年平均2・7%成長で30万dマーケットに向かって着実な歩みだが、ことしは苦戦。この先最大の焦点は値上げで、これがどのていどに収まるか、さらに需要にどう響くか・・・本文。
8月20日号「即席麺特集」
即席麺市場は今年の前半戦、カップ麺が前年好調だったこともあり出遅れ気味。袋麺は大手の価格是正策もあり漸減傾向が続く。本格需要期を迎え、主要各社は新ブランドが定着しにくいこともあり、既存基幹ブランドとそのバリエーションメニューで攻勢をかけ、前半戦のマイナスを取り戻す戦略。電子レンジ専用商品や、新しい提案型商品に挑戦する動きは即席麺業界の場合活発で、育成と定着化が課題。さらに技術的なブレークスルーも待望される。原料・資材の高値もあり、価格訴求から価値訴求への転換も継続課題・・・本文。
CVS特集(2007年8月16日号)
コンビニエンスストア業界は一部チェーンで既存店売上高が回復してきた。上場企業の第1四半期(3―5月)でもファミリーマートとミニストップ、スリーエフがプラスに好転。前年割れのセブン―イレブンでも客数はプラスに転じており、回復度合いに格差があるが、全般的には回復傾向。あとはコンビニにとって最大の稼ぎ時、8月の成績次第だ。電子マネーはトップのセブン―イレブンが全店で利用可能になったことで急速に普及拡大。新たな出店立地を求めて今夏は高速道路のPA・SAへの開設が急増、病院や官公庁、鉄道駅構内への進出も目立つ。
既存店売上高がプラスのファミリーマートは、店舗運営における基本原則のレベルアップとっていい度合いが加盟店の現場に浸透したことに加え、700店まで導入した生(…)
既存店売上高がプラスのファミリーマートは、店舗運営における基本原則のレベルアップとっていい度合いが加盟店の現場に浸透したことに加え、700店まで導入した生(…)
輸入酒特集(2007年8月9日号)
スパークリングワインの輸入数量が遂に200万ケース(1ケース9ℓ換算)を突破して、220万ケース弱にまで達したのは昨06年のことで、まだ記憶に新しいところだ。これはシャンパーニュの強力ブランド群の牽引力によるところが大だった。昨年のスパークリングワイン輸入数量219万9931ケース(前年比25・2%増)のうち仏産は46・3%の101万8474ケース(同27・0%増)。ACC別仏産ワイン対日輸出統計ではその51%がシャンパーニュで、同34・9%増だ。スパークリングワインの輸入規模が50万ケースに達したのが1990年(平成2年)、倍の100万ケース到達は98年で8年かかった。100万ケースから200万ケースまでもちょうど8年かかっている。さて次の400万ケースはあるのだろうか。来るとすればどのような条件(市場構造・環境)のもとで、何時ごろになるのだろうか。
北陸市場(2007年8月6日号)
北陸エリアは2014年の北陸新幹線開通に向け沿線地域での再開発が進んでいる。建設から開通までの7年間に沿線地域の総生産が約3兆円増えることが見込まれ、アクセスポイントとなる金沢駅前・駅ナカの再開発も急ピッチ。富山、福井はもちろん、首都圏や関西圏からの滞留・滞在人口を呼び込もうとブランドショップやホテル、地場スーパーのワンランクアップ店などが次々と開業、金沢の台所近江町市場も2年がかりの改装中とあって、従来とは様変わりするほどの勢いだ。食品・酒類流通では売り場面積の大きなスーパー、デパートなどの郊外出店が規制される改正まちづくり3法施工日(11月30日)を目前に控え、駆け込み需要も拍車、一段と競争が激化している。酒類小売免許の全面自由化で181件と全国最高の大量新免付与地域となった金沢市では競合激化(…)
静岡缶詰(2007年8月2日号)
ツナ缶詰市場はキハダマグロが世界的需要増加に資源が追い付かず、魚価は高騰し昨年から値締めや、値上げ。今年に入っても高値が続き、主要各社は再び80g缶で20円値上げ。もう一方のカツオは資源的に潤沢とされてきたが、5月ごろから漁獲量が激減、魚価は急騰し一時的に1k当たり200円に達することも。はごろもフーズは販売を強化していたカツオ原料「シーチキンマイルド」をやむを得ず値上げ。この資源問題を機会に従来型の価格訴求から、提案型の価値訴求へ転換する好機。栄養化の啓蒙、食べ方・メニューの提案、他カテゴリーとのクロスMDなど、繰り返し生活者に提案することが必要だ。
カツオ原料の「シーチキンマイルド」の値上げ作業は順調に進展、下期も価値訴求型の店頭販促重視で『キチンとサカナ』をアピールする。今春リニューアルした「朝(…)
カツオ原料の「シーチキンマイルド」の値上げ作業は順調に進展、下期も価値訴求型の店頭販促重視で『キチンとサカナ』をアピールする。今春リニューアルした「朝(…)
加工米飯(2007年7月30日号)
加工米飯市場は、簡便化、健康志向に対応した製品、季節限定商品、具材とご飯のセット商品など多種多様な製品の開発により増加基調が続く。生産量を見ても、06年は28万2906t、前年比5・0%増と引き続き増加した。中でも、レトルト、チルド米飯から需要がシフトし、一貫して増加を続ける無菌包装米飯が好調。05年は急拡大反動もあり0・7%増にとどまったが、06年は9万3691t、5・7%増と再び増加基調だ。
無菌包装米飯は、食感に優れ、レンジ調理できる簡便性や個食化を背景に市場を拡大。その後、リゾットなどセット米飯の登場もあり一段の広がりを見せたが、ここ数年、セット米飯が他カテゴリーとの競合などからやや踊場にあるのに対し、白飯自体は相変わらず需要が旺盛で、市場の伸びを牽引している。買われ方をみると、炊飯メインの(…)
無菌包装米飯は、食感に優れ、レンジ調理できる簡便性や個食化を背景に市場を拡大。その後、リゾットなどセット米飯の登場もあり一段の広がりを見せたが、ここ数年、セット米飯が他カテゴリーとの競合などからやや踊場にあるのに対し、白飯自体は相変わらず需要が旺盛で、市場の伸びを牽引している。買われ方をみると、炊飯メインの(…)
塩市場(2007年7月30日号)
塩業界は97年の専売制廃止から今年で10年を迎えるが、様々な問題が山積している。食品業界全体は全般に低塩傾向にあり、健康=減塩≠ニいった一方的なイメージを払拭できず、総需要は減少傾向を続けている。一方、生産・輸送・包材などのコスト上昇は各メーカーの収益を圧迫。輸入中心に新規参入は今も続いているが、業界内の経営状況は悪化の一途をたどっているところ。価格の適正化は商品の表示適正化と並んで今後の大きな課題となっている。
塩の市場は、財務省調べによると06年度で904万5000t(前年比2・9%減)だが、うち716万9000t(同0・7%減)はソーダ工業用の非食用で、食用塩は108万4000t(同4・7%減)。このうち主に小売店を通じて販売され家庭用及び飲食店などで使用される「生活用(…)
塩の市場は、財務省調べによると06年度で904万5000t(前年比2・9%減)だが、うち716万9000t(同0・7%減)はソーダ工業用の非食用で、食用塩は108万4000t(同4・7%減)。このうち主に小売店を通じて販売され家庭用及び飲食店などで使用される「生活用(…)
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