2019年1月1日増刊号2集

食品卸業界の課題と展望

続く物流費の上昇、深刻化する人手不足/ 共同物流徐々に進展 非競争領域は「協調」で/ 製配販連携は必須/ 生鮮・デリカ・FS 成長領域の機能競争/ 新たにEC向けも強化/ 停電対応に発電機/ 普段の訓練と装備の点検

 食品卸業界は物流費の高騰、労働力不足はより深刻化してコスト増加は今年も続き、効率化と細かな経費の改善ではなかなか追いつかないのが現状だ。商売上は競争関係でありながら、物流分野では協調が徐々に進展、製・配・販の連携も切望される。昨年の自然災害では商品廃棄やイレギュラーな対応により人件費も増加、BCP(事業継続計画)を見直し、食のライフラインとしての役割を果たす。成長戦略では生鮮・デリカ・フードサービス(FS)、そしてEC(電子商取引)の機能磨きで主要卸が凌ぎを削る。

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2018年12月29日