清酒

正月商材の露出強化がカギ

注力アイテムは好調推移/ 10月5・9%減、1~10月6・7%減/ 暖冬で実績割れに拍車

 清酒の10月課税数量は、日本酒造組合中央会の概数で前年比5・9%減。9月の11・3%減ほどではないが苦戦が続く。1~10月は6・7%減で35万6745kl(約198万2000石)。11月も灘・伏見の大手で5~7%減から2ケタ前後の減少が目立つ。暖冬で鍋物関連をはじめとする冬物商材の不振が映すように、清酒も実績割れに拍車がかかっているのを否めない。12月は年間最大の書き入れ時。先週末に冬将軍がようやく到来、寒さの援軍を期待しつつ、忘年会、クリスマス、正月商戦と続くヤマ場を乗り切りたい。

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2018年12月11日