風雲急の関西地区スーパー

ディスカウント系の攻勢強まる

全国から相次ぎ進出/ 地元勢に危機感広がる

 関西地区でディスカウント系量販店の出店が目立ってきた。中部地区のバローの関西進出は記憶に新しいが、今秋には首都圏で51店舗を展開するロピアも進出。新会社「関西ロピア」を設立し「5店舗ほどの出店が決定している」という情報もあり、関西攻略に本腰だ。また、引き続き、コスモス薬品の勢いは凄まじく新規出店が目立つ。さらに、トライアルや大黒天物産といった企業も関西地区で着々と店舗網を構築。市場は新型コロナウイルスの影響で、景況感が大きく変化しており、今後、消費マインドはさらに冷え込むとの予測も出ている。そうした環境下での他エリアからのディスカウント系量販店の出店攻勢とあって、地元勢に危機感が広がり始めている。

会員登録に進む
続きを読む(会員限定)

2020年8月21日