家庭用チーズ

内食拡大で4~6月20%増

Nチーズ3割増、シュレッド、パルメザン、カマンベールなど/ 家飲み・手作り需要で上振れ/ 下期施策、各社有力ブランドに重点化

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 4~6月の家庭用チーズは前年比120%水準で推移している。もとより安定成長を続けていたが、新型コロナ拡大による外出自粛、内食・家飲みや手作り需要の増加などが追い風となり、ベビー、スライスが2桁増と上振れしP(プロセス)チーズ市場は110%に。さらにN(ナチュラル)チーズ市場は3割超と急伸長を遂げ、シュレッド4割増、パルメザン(粉)、カマンベール各3割増、クリームチーズ25%増と想定を大きく上回った。反面、業務用チーズは外食需要の大幅減でバラツキはあるが後退を余儀なくされている。5月、6月とNチーズ輸入量が増加に転じるなど多少明るさもあるが、内外の先行き不透明感で需要予測は容易でない。上位メーカーの現況、下期取り組みをまとめた。

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2020年8月18日