家庭用食用油

“サプリ的オイル”加速

えごま油、アマニ油などでNB大手2社新商品投入/ 健康増進へオメガ3訴求/ 市場すでに200億円超

クリックで拡大

 家庭用食用油市場は、えごま油、アマニ油などの拡販施策が活発化しており、“サプリ的オイル”市場が普及加速の局面を迎えている。長寿社会進行の中で、消費者の健康意識はかつてない高まりを見せており、同市場の追い風となってきた。19年度のサプリ的オイルのマーケットサイズは、約210億円(前年同期比110・2%)と推計されている。サプリ的オイルは、栄養面などで付加価値の高い食用油の総称。生食用途での利用が主体で、サラダやジュース、ヨーグルトにそのままかけて使う。今秋は、人体に必須だが体内で作れない必須脂肪酸の一つオメガ3(n‐3系脂肪酸)系の“アマニ油”や“えごま油”などで、日清、AJINOMOTOの2大NBが新商品攻勢に出る。ラインナップの充実で消費者にとって選択の幅が広がり、更なる市場拡大が期待できそう。

会員登録に進む
続きを読む(会員限定)

2020年8月7日