チェーンストア販売動向

需給状況が変化 コメの動きは鈍化

「買物は3日に1度」と小池都知事/ 4月 首都圏有力ストア15%以上の伸び/ 3月度 野菜相場上昇で青果伸長

 チェーンストアの4月の販売状況は、パスタや乾麺の需要が高止まっている一方で、コメは前年割れという企業もあり、カテゴリーによっては需給状況に変化がみられる。また、首都圏などではスーパーマーケットに客足が集中する状況が続いており、店舗作業が増加し、従業員は疲弊している。さらに、混雑する売り場での感染リスクを懸念する声も上がっている。23日には小池東京都知事が記者会見し「買い物は3日に1度に」と、生活者への協力を呼びかけた。スーパーマーケットでも、スマートフォンのデータを活用し混雑時間帯の情報提供を開始するなど、買い物行動の変化を促す取り組みが始まっており、今後こうした施策の効果が期待される。なお、3月度は、スーパーマーケット、総合スーパーの食品とも既存店ベースで前年同月比7%以上の伸長となった。

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2020年4月24日