巣ごもり消費が続く

都の外出自粛要請で

卸も対応に追われる/ 急激な需要増加には不安の声も/ シーズンもの商戦にも影響

 2月以降、新型コロナの感染拡大防止で外食などを控える「巣ごもり消費」の傾向が強まり、スーパーなどでは食料品の売れ行きが好調。日本チェーンストア協会が3月24日に発表した2月の全国スーパー売上高は、前年同月比104・1%の9376億円と5カ月ぶりに前年実績を上回った。2月末から3月上旬にかけた巣ごもり消費“第1波”では異常なほど売り上げが伸びた店舗もあったが、3月中旬からは徐々に落ち着きを見せていたところで、想定外とも言うべき巣ごもり消費“第2波”が発生したかたち。一方で「短期間に急激に需要が増加して、商品を安定的に販売出来なくなるのは困る」と、今後の売り上げに反動が現れないか不安視する声も聞こえてくる。

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2020年4月3日