社会課題に向き合い新たな収益モデルの構築を目指すチェーンストア

 チェーンストア業界は、高齢社会、人手不足、食品ロス、災害対応など、多くの社会課題と向き合うことを迫られている。社会と深く関わりながら発展してきたチェーンストア業界にとって、社会の課題は、すなわち業界の抱える課題でもある。そして、こうした課題にソリューションを提供することはビジネスチャンスにもつながる。一人暮らしの高齢者が増加するなか、店舗のコミュニティとしての機能を強化したり、都市部の買い物不便地帯に都市型小型店を展開するなどの取り組みが各企業によって実際に進められている。ITやビッグデータを、ネットスーパーや商品開発に活用するほか、レジや決済作業の省力化につなげるなど、最新のテクノロジーを活かすことで、さまざまな課題を乗り越えようという動きも出てきた。こうして多くのチェーンストアが、社会課題に向き合い新たな収益モデルの構築を目指している。

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2019年12月28日