清酒年末商戦

令和初の正月へ露出アップ

Xマスなどパーティーへも訴求/ 10月は仮需反動で14・4%減、11月も厳しく

 清酒は令和初の正月に向けて、年末商戦に最重点で取り組んでいる。10月は消費増税の仮需反動が大きく、日本酒造組合中央会の課税数量概数で前年比14・4%減の3万6550kl(約20万3000石)。1~10月は4・2%減の34万1834kl(約189万9000石)で、9月累計から1・3ポイント下げた。11月も反動が尾を引き、灘・伏見の大手では10%台の2ケタ減少が大半となった。「11月の半ばまで出荷に影響があった」「出荷は厳しいが、市場の前捌きは6~10%減くらいとみている」「業務用商材は比較的堅調な動きだった」などとしており、12月にどの程度戻せるか注目される。

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2019年12月10日