包装餅市場動向

今年の新商品出揃う

各社 多様化する消費者ニーズに対応/ サトウ食品・たいまつ食品 ミニサイズの小容量を投入/ 越後製菓は厚さ30%アップで差異化

 大手包装餅3社の新商品が出揃った。今年は最大手のサトウ食品工業と3位のたいまつ食品が、ミニサイズの小容量商品を投入。多様化する消費者ニーズにきめ細かく対応する。一方、逆転の発想で既存品より厚さを約30%アップした餅を投入したのが越後製菓だ。昔ながらの餅好きを対象に、新たな需要を掘り起こす考えでいる。全国餅工業協同組合の外立和夫専務理事は「ここ数年の餅市場は、比較的安定しており、大きく落ち込んだりという事はない。若い人にいかに食べてもらうかがカギで、メーカー各社も切り口を変えて商品開発をされている」としている。

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2019年10月8日