大手食品卸
18年度業績
売上高 概ね順調に拡大/ 組織小売との取引深耕/ 強化分野の低温成長/ 酒類 帳合移動が頻発/ 課題は物流費の増加/ 追い付かない省人化設備導入
大手食品卸の18年度(3月期)業績がほぼ出揃い、SMとの取引深耕や、CVSとDgS(ドラッグストア)は新規出店効果もあり売上高は概ね好調に推移した。19年度は出店を抑制するCVSの伸びは期待できない。商品別では強化している低温食品が順調に拡大、酒類は改正酒税法(17年6月)から1年以上が経過し、見積もり合わ せの増加に伴い大口の帳合移動も増えている。ドライバー不足と人件費上昇により物流費の増加は止まらない。省人化設備の導入などを急いでいるが、製配販3層が密接に連携した全体最適物流の仕組み作りが急務となっている。
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