氷糖商戦

GWロングランで物流懸念

早期発注でビジネスチャンスへ万全/ 梅シロップ・梅酒作りは底堅いニーズ

 今シーズンの氷糖商戦は、4~5月GW明けに本格化することになる。しかし、ことしのGWは、国策で例年以上のロングランの連休になることが決まっている。氷糖商戦は5~6月の青梅出回り期の短期決戦。以前は早取り奨励の価格政策がとられたが、今は流通業者も在庫を積み増さず、シーズン直前の仕入れパターンも少なくない。しかし、連休が長くなればなるほど物流の人手不足の折から、短期集中の荷繰りは一段と厳しいものとなって来る。GW前に余裕を持った早期の仕入れ作業が肝要だ。梅の作柄は、2月時点では流動性が大きく、平年作並みの見方が妥当なようだ。不作になっても、農家の販売スタンスからは青果市場には例年分ぐらいの出回りはありそう。青梅の消費の大半は、氷糖を使った梅シロップ、または氷糖&ホワイトリカーの梅酒作りであり、底堅い。毎年の安定したビジネスチャンスはキープしたい。

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2019年3月5日