東京地区百貨店中元ギフト

送料政策で明暗 価格志向根深く

猛暑追い風 飲料好調/ ビール 三越伊勢丹1%増/ 髙島屋2%増 WEB強化奏功

 東京地区百貨店の中元ギフトは髙島屋が全社ベースで前年を超えた。送料政策を見直した大丸松坂屋百貨店は苦戦した。三越伊勢丹では送料無料商品の売り上げが好調だが、物流の人手不足が解消される見込みは薄く、対応が急がれる情勢は変わらない。ギフトセンター(GC)は足踏みが続く。全国展開の企業は大阪地震や西日本豪雨がマイナス要因になった。一方でWEBを利用する顧客が増加しており、強化に取り組む髙島屋は前年比123%と大きく伸長した。猛暑を受け飲料、ゼリーなど夏物に支持が集まった。ビールは三越伊勢丹が101%。パーソナルギフトも好調だった。

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2018年9月4日