スーパーのシェア争奪戦

関西・中部でエスカレート

平和堂、オークワ、コノミヤなど 愛知・岐阜で着々/ アルビスついに動く/ バロー 大阪に新店続々と

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 中部・関西地区で、商圏を越えたスーパーマーケットの競争が激化している。これまで中部地区は、平和堂(滋賀県)・オークワ(和歌山県)・コノミヤ(大阪府)など関西勢の進出が目立った。それが、ここに加えて、北陸地区のアルビス(富山県)が岐阜県美濃加茂に中部地区第1号店をオープンする事を決定。岐阜県でのシェア争奪戦が激しさを増してきた。岐阜県を地盤とするバロー(岐阜県)も黙ってはいない。来春、大阪第2号店、3号店となる「高槻店」「淡路店」を新設し、関西圏の攻略に乗り出す。背景にあるのは、従来の出店エリアでは成長戦略を描き難くなっている事だ。新たな商圏でドミナントを構築し、成長を図ろうとする姿勢が見て取れる。ただ、異業種との競合も激化しており、スーパーマーケット経営の舵取りは難しくなっているだけに、各社の動向が注目される。

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2018年7月24日