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鍋用調味料

だし・小分けがキーワード

 10月に入って鍋用調味料の店頭露出が高まってきた。今シーズンのトレンドは「だし系」とウィズ・コロナを反映し家庭内でも「小分け鍋」。気温と野菜価格に左右されやすいが、在宅・内食化の傾向が続き、プラス成長を見込む。
 Mizkanは「〆まで美味しい」と個食濃縮タイプ「こなべっち」にだし系の〈地鶏昆布だし鍋つゆ〉を投入、売れ筋に育った〈焼あごだし〉と共に売り込みを強化する。キッコーマン食品は「発酵だし」鍋つゆシリーズに「鴨だし鍋つゆ」「海老だし鍋つゆ」を追加、順調に店頭化が進んでいる。
 ヤマキは既存鍋つゆを、鰹節屋・だし屋のノウハウを活かし、今まで以上に“だし”のおいしさにこだわった「旨さ、別格。だし屋の鍋」シリーズに刷新。にんべんは同社初のストレート鍋つゆに挑戦、“だし”にこだわった「だし鍋つゆ 寄せ鍋醤油味」を訴求する。
 小分け鍋は味の素社が「鍋キューブ」に〈ぽかぽか生姜みそ鍋〉を追加、昨年を上回るCM投下量で購買を喚起する。Mizkanは既存「こなべっち」だけでなく、粉末タイプ「寄せ鍋/キムチ鍋」を加えた。

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2020年10月6日