外食業界

8月前年比84% 回復頭打ち

テイクアウト・デリバリー好調/ 飲酒業態厳しい環境続く

 8月の外食業界は、日本フードサービス協会が発表した「外食産業市場動向調査」によると、7月から再び拡大し始めたコロナ感染によって、月前半を中心に客足が振るわず、外食全体の売り上げは前年同月比84%と、7月の85%を僅かに下回り回復傾向は頭打ちとなった。東京都など自治体が飲酒業態に営業時間短縮を要請したこと、盆の帰省を自粛する人が多かったこと、小中学校の夏休み期間が短縮されたことなどがマイナス要因となった。ファーストフード業態の「洋風」がテイクアウト・デリバリー需要で前年を超える好調を見せる一方、パブ・居酒屋などの飲酒業態は前年の約4割程度と引き続き厳しい状況となっている。

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2020年10月6日