スーパーマーケット

通期業績予想

相次ぐ上方修正/ 内食需要の高まり想定以上/ 一方で景況悪化、価格に圧力/ GMS・SCはテナント退店増加

 2月期上場スーパーマーケット企業の決算が順次発表される中、通期見通しを上方修正する企業が相次いでいる。新型コロナウイルスの影響で予測が難しかった上半期と比較して、徐々に状況が改善しつつある事が背景にある。ただ「下期も巣籠消費は続くと思われるが、景況の悪化から節約志向は高まるだろう」(平和堂・平松正嗣社長)と、価格面で下押し圧力の高まりを懸念する声も聞かれる。また、GMS・SC業態では、コロナの影響を受けた業界業種で財政基盤の弱い会社の退店が年末にかけて続くという指摘もあり、コロナの後遺症はスーパーマーケット業界にも深い爪痕を残しそうだ。

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2020年10月6日