今日の商品

家庭用塩

「小容量サイズ」拡充進む

 家庭用塩市場の近年の特長として、核家族の増加、減塩志向等により小容量商品が活発化。同タイプを拡充する動きもみられる。秋冬の白菜漬けシーズンは塩の大きな需要期の一つだが、従来とは違う、時代に合ったレシピ(漬け物桶要らず、少量の塩・白菜で漬ける)もネット等で簡単にみられる様になった。コロナ禍で在宅時間が増える中、白菜漬けに初チャレンジする層の増加に期待がかかる。
 塩事業センターが行った家庭用塩調査(平成30年に実施)によると、家庭で漬物を作る層が作っている漬物の第1位は「一夜漬け・浅漬け」、第2位に「白菜漬け」がランクイン。同社の直近の塩販売状況は、例年並みで推移。今年も白菜漬けの時期にポスター掲出などで販促に努める。
 伯方塩業は「伯方の塩 スタンドパック」200gを今夏に新発売した。『料理によって塩を使い分けるため、小容量タイプが欲しい』等の声に対応。HPでは、チャック付き袋で漬ける「白菜の即席漬け」レシピを紹介している。近頃は500g品が伸長、売れ筋となっている。

会員登録に進む

2020年9月25日