低アルコールRTD

8月96%、拡大歩調にストップ

1~8月113%、レモン好調続く/ 盆需要、消費増税仮需が影響

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 低アルコールRTD市場の8月は業界推定で前年比96%と、拡大歩調にストップがかかった。新型コロナ禍でお盆の帰省自粛や、地域イベント・家庭内イベントの中止などが影響したとみられ、昨年10月の消費増税前の仮需が動き出した裏返しもあった。もっとも、けん引車のレモンRTDは115%と好調をキープする。1~8月の総市場は113%で、レモンRTDは138%と推定。9月も昨秋の消費増税仮需の反動が見込まれるが、10月の酒税改正で増税のビール類新ジャンルに対して、据え置きの低アルRTDは節約志向も相まって流入が広がると予測されている。各社店頭活動の強化を打ち出し、ここしばらくはスパンを広げて消費動向をとらえる必要がありそうだ。

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2020年9月15日