首都圏スーパー

店外に宅配ロッカー急増中

ベルク 119店中ほぼ全店に設置/ ライフはアマゾン生鮮宅配サービス

 首都圏スーパーやドラッグストア、コンビニ、駅構内で誰でも利用できるオープン型宅配ロッカーの設置が増えている。宅配ドライバーの負担軽減や通販利用者の在宅不要など利点は大きい。あるローカルSM経営者は「アマゾンハブロッカーを導入することで、ネット通販を利用している若年層が来店するきっかけにしたい」と相乗効果を狙う。ネット通販商品を随時受け取ることができるアマゾンハブロッカーは昨年9月からスタートし、もっか急増中。ヤマト運輸と外資の合弁会社は同様の宅配ロッカー、プドーステーションを16年5月から展開、設置台数は現在5000台を超える。もっとも一般的に宅配ロッカーの稼働率はまだ低いようだ。新しい試みとしてヤマト運輸はスーパーなど小売店側に手数料を払い、利用客には店のクーポン券を配布して、サービスカウンターなどでネット通販商品の手渡し業務を11月から開始する予定だ。コロナの影響でネットスーパーや買い物代行サービス、ドライブスルー方式の商品受け取りなど購入形態が様変わりするなか知恵比べが続く。

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2020年9月4日