酒類

国税庁4月課税数量88.9%

ビール半減、清酒も大幅減少/ 新ジャンル、RTD家庭需要で好調

 新型コロナの感染拡大で緊急事態宣言が発令され、消費が大幅に減退した4月、国税庁がまとめた酒類課税数量は前年比88・9%の70万3040klとなった。外出自粛、飲食店など業務店の休業要請がビールをはじめとする酒類消費に大きな打撃を与え、巣ごもり消費の家庭需要ではとても支えきれなかった。1~4月累計は93・9%の250万5119kl。5月以降は緊急事態宣言の解除もあって徐々に戻りつつあり、酒類卸では「4月の6割程度を底に、5月は7割、6月は9割ほどまで戻してきている」との声もある。ただ、7月に入って感染者が再び増え、回復基調に水を差しているのは否めない。

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2020年7月31日