外食業界

5月67・8% 前月比7・4ポイント増

郊外立地の客足徐々に戻る/ ファーストフード健闘/ テイクアウト好調で「洋風」111%

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 外食業界は、緊急事態宣言が解除され、5月の全体売り上げが前年同月比67・8%と、4月に比べて7・4ポイント上昇。6月に入り、徐々に回復傾向を見せる業態も出てきた。焼肉や回転寿司などは比較的客足の戻りが早く、特に郊外立地の店舗ではその傾向が強く出ている。一方、飲酒業態や繁華街立地は、新型コロナウイルスの感染を恐れる消費者が多いため人通りが少なく、いまだに厳しい水準で推移していると推測される。関係者によると「6月は緊急事態宣言が発令される前の3月と同程度の水準にまで戻ることができれば御の字」という。一方で、テイクアウトやフードデリバリーの需要が増加し、ファーストフード業態の中でも「洋風」は5月の売り上げが110・9%と大幅に伸長。6月も引き続き持ち帰り需要などに対応出来る業態では伸びが期待されている。

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2020年6月30日