清酒
5月(課税数量)仮需で6.6%増/灘・伏見大手 6月は10%前後の反動減も/売価「中旬以降下落気味」の指摘/秋需へ様子見の展開
清酒の5月課税数量は、日本酒造組合中央会の概数で前年比6・6%増の3万4815kl(約19万3000石)となった。6月の公正な取引基準に関する酒税法改正を前に、低濃度の2l、3lパック中心に仮需があったことがプラス要因。1~5月累計は0・1%減の19万9221kl(約110万7000石)で、4月累計の1・4%減から、ほぼ前年並みになった。6月は仮需反動もあって、灘・伏見の大手で10%前後の減少がみられ、メーカーからは「パックの店頭売価は月初に上昇したが、中旬以降下落気味」との声も聞かれるところ。秋からの需要期をにらんで、今後の動きが注目される。
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