乳業界
生乳需給ひっ迫、続く乳価上昇/プール乳価、15年度以降1kg100円超え/成長分野、はっ酵乳、チーズで高付加価値競う/収益改善へ製品構成の見直し加速
生乳需給のひっ迫が続く中で、家庭用バターの値上げが始まるなど、乳製品全般にコスト上昇の様相を強めている。2011年度から上昇を続ける総合乳価(プール乳価)は15年度に1kg当たり100・8円と100円を超え、なお上昇基調にある。Jミルクによると17年度生乳生産は前年比1・2%減の見通し。はっ酵乳は増産見込みだが、牛乳類、バター、脱脂粉乳は減産の見通し。4月からの乳製品向け乳価引き上げも加わり、市乳、乳製品事業におけるコスト上昇への取り組み、付加価値追求に拍車がかかる。
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