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食料醸界新聞は、毎号、トレンドに合わせた特集・企画をしています。
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マーガリン(2026年10月19日号)
家庭用マーガリン類の市場は4〜9月で販売金額ベース前年比98%前後、物量ベースでも微減となった。前年同期がバターや食パンの動向を受けて好調だったことを考慮するとこの上期は堅調ということができ、物価高の中で相対的に手軽なスプレッドとして支持されている。今後はコメ消費回復の流れの中で新規の食シーン提案、若年層開拓などにも取り組む。バターは昨年2度の価格改定があったものの、今年4〜9月は物量で前年を上回り金額で107%前後と好調に推移し底堅い需要を見せる。発酵バター市場の育成にも取り組んできている。
家庭用マーガリンは、25年上期がコメ高騰による食パン消費拡大やスプレッドとして競合関係にあるチョコクリーム、ジャム等の値上がりの中で前年比 (…)
鏡餅(2026年10月19日号)
「鏡餅」の市場規模は約100億円と推測される。シュリンク傾向とされるが、年末年始の短期間に需要が集中する特殊商材であり、伝統文化の継承という重要な側面を持つ。住宅環境の洋式化やテレビの薄型化に伴い飾る場所が変化し、現在は省スペースな「小型鏡餅」や「干支フィギュア付き」が市場の主流となった。近年は「環境配慮(脱プラ)」と「体験価値(飾る楽しさ)」という新たな潮流が加速している。飾った後のゴミ削減や環境負荷への対応が進むほか、家族で楽しめるデコレーション提案など、需要喚起の動きが活発だ。持続可能な社会への貢献と、需要喚起の提案が結実する今年の年末商戦は、単なる季節の風物詩にとどまらず、市場の新たな可能性と明るい未来を切り開く一手となるはずだ。
ワイン(2026年10月15日号)
世界のワイン市場は、異常気象による猛暑などを受け、一大産地であるヨーロッパへの影響が深刻。フランス農業省が7日に発表した26年のワイン生産量予測は、連日の猛暑や干ばつなどの影響もあり、9月時点の3390万ヘクトLから上方修正した3490万ヘクトLとなったが、前年からは2%の減少となり、21〜25年までの過去5年平均からは14%減少。今世紀最低の見通しとなっている。
地域別では、シャンパーニュが過去5年平均と比較してほぼ半減。ブルゴーニュとボジョレーも前年比で22%、5年平均で30%減少など厳しい状況。ラングドッグ・ルーションは、夏の終わりの降雨によって不作の前年から20%増、5年平均を2%上回る予想。ボルドーは不作の前年からは10%増加も5年平均は11%減 (…)
育児関連(2026年10月12日号)
育児用粉ミルク市場は4〜8月で前年比99〜100%とみられ近年になく好調だ。出生数が今年は微増で推移していることが背景にあるが、出生数はあくまで一時的な動向とみられる。働き方の変化に伴い育児も変化し、男性の育児参加など粉ミルクの利用率は一時期より上昇している。大きな量的拡大は見込めないが、粉ミルクの栄養的価値、使い勝手を工夫した利便性などの付加価値で収益拡大を図る方向にある。1歳以上を対象にしたフォローアップミルクの減少が続いており、鉄分をはじめとした栄養サポートの必要性について啓発を図るなど存在意義を高めていくことで市場活性化を図る。
農水省の統計を見ると育粉生産量は1〜7月で1万6800t弱、前年比99.4% (…)
プレミックス(2026年10月12日号)
家庭用プレミックスは、業界が継続して消費喚起に取組んでいる。今秋もお好み焼粉、揚げ物系ミックスや、ホットケーキミックスなど底堅い商材を活性化、手作りを強力にプッシュする。商品施策はやはり大手製粉系中心に活発で、味わいをブラッシュアップ、コスパ&タイパのトレンドテーマも訴求。お好み焼系や揚げ物系ミックスでは、店頭での生鮮連動のプロモーション展開。旬の食材を使うメニュー提案型の販促が主体。天ぷら粉・から揚げ粉は、揚げたての味わいが楽しめ、さらに冷めてもおいしいが基本。ケーキミックス類は、食感改良と付加価値型も増えている。大手製粉系と製菓系がホットケーキミックス中心に販売戦。
家庭用プレミックスは、主力のお好み焼粉、天ぷら粉・から揚げ粉、 (…)
ふりかけ・お茶漬けの素(2026年10月8日号)
ふりかけ・お茶漬けの素市場は物価高に伴う節約志向の高まりから好調を維持している。ふりかけは、おかずの代替となる「おかず系」が増えて人気となっているほか、大人の弁当持参率が増加傾向にありソフトふりかけや混ぜ込み・おむすびの素が他のサブカテゴリーと比べ高い伸び率。米価格の安定化もあり、家庭内でご飯を食べる機会が増えて、ふりかけには追い風となりそうだ。お茶漬けの素は永谷園の「めざまし茶づけ」活動により朝茶づけの習慣が子どもとその親世代に浸透、今秋からは受験生をターゲットにプロモーションを強化、女性とシニアの昼食需要を狙った、ちょっと贅沢なだし茶づけの提案により新たな需要を創出する。
スープ(2026年10月8日号)
25年度は猛暑が長引いたことや、容器入のスナックスープは大手が値上げしたこともあり食数では伸び悩んだ。26年度は関東地方を中心に8月中旬ごろから気温が低め、長雨が続き、秋冬商材のスープにとっては近年にない早めの立ち上がりとなっている。味の素社は「クノール カップスープ」で朝食以外の食シーン開拓を強化、スナックスープ「同サクサクdeコパン」では新商品を追加しシェア拡大を図る。ウィズライススープは米価格が安定化したことがプラス要因、理研ビタミンは「わかめスープ」45周年記念のプロモーションを展開する。レトルトスープは具入り・電子レンジ調理タイプが引き続き成長をけん引する見込み。
洋風ワンサーブスープは味の素社の「クノール カップスープ」が圧倒的 (…)
和風だしの素(2026年10月1日号)
26年度下期は米価格の安定化に伴い、和風調味料を使用したメニューの食卓出現頻度、市場ともに堅調に推移する見通しだ。物価高が続き節約志向は強まる一方で、家庭内食の機会は確実に増える予想。そこで飽きやマンネリを防ぐレシピ提案が重要になってくる。特に秋冬シーズンは手作りみそ汁や鍋もの、煮物などの食卓への登場頻度がアップするため、手軽に使える和風だしの素の使用機会と量も増加する。だしパックは本格的なだしを簡単に取ることができることと、あごだしブームも追い風に成長してきたが、節約志向から高単価商品を中心に買い控えにより急ブレーキがかかっている。11月は和ごはん月間、24日は「和食の日」と「かつお節の日」で店頭販促で和食関連を盛り上げたい。だしの素・ (…)
ヨーグルト(2026年9月28日号)
ヨーグルト市場は約5000億円規模(25年度)まで拡大し、今年4〜8月でも金額ベースで前年比105%超、物量ベースでも101〜102%と拡大傾向にある。特に400g前後の大容量プレーンタイプが112〜113%(物量107〜108%)と物価高の中で経済性が支持されて際立つ伸びを続けている。ただプレーン大容量は生産が手一杯で供給余力に乏しくなってきた。今後の事業成長に向けて機能性ドリンクヨーグルトなど高付加価値商品を育成・強化したいところ。
4〜8月のカテゴリー別では、プレーンが金額で112〜113%。物価高で生活防衛意識が高まる中、毎日摂るとなると個食タイプより1食当たり単価が断然エコノミーな400g前後の大容量プレーンに需要が集中してきた。近年、プレーンの (…)
みそ(2026年9月28日号)
全国味噌工業協同組合連合会が公表した26年1〜7月のみそ出荷量は、中小メーカー1社分に相当する3612t増を記録した。「みそ下げ止まり」の明るい兆しが見える一方、店頭での単価上昇による買い控えや即席みそ汁の低迷など、家庭用市場の足元は依然として揺らいでいる。今回のプラス推移を下支えするのは、堅調な海外輸出や外食需要の回復と推測される。また、消費者の嗜好の変化が進んでおり「糀歩合の高いみそ」に需要は大きく移り始めている。ただ、売れ筋への偏重は全国のみそが持つ「地域性」や「伝統的な個性」を希薄化させるリスクも孕む。出荷量回復の裏に隠された市場構造の変化を紐解き、これからの業界が描くべき価値提案のあり方がますます求められる。
冷凍食品(2026年9月21日号)
物価高が続き生活防衛意識の高まりから、節約志向は一段と強まる一方で、家庭内食化の機会は増えている。こういった背景もあり、美味しさとタイパ及びコスパを兼ね備え、さらに外食代替需要も取り込むことで家庭用冷凍食品の市場は成長が続く見通し。高伸長する一食完結型のワンプレートは参入メーカーとSKU数が増え、さらに拡大が期待できるカテゴリー。同様に個食化ニーズを捉える具付き麺類も成長余力が大きい。業務用は人手不足から、ますます冷凍食品への置き換えが進む。一方、コロナ禍後はコスト上昇による価格改定が毎年1〜2回あり、特に今秋は中東情勢による影響が主因のため改定幅も大きく、殆どの商品を値上げする異例の事態。業界関係者からは販売数量の減少による工場 (…)
外食市場(2026年9月21日号)
今年春夏の外食売上高は、4月が前年比108%、5月が109.8%、6月が103.3%、7月が106.8%(日本フードサービス協会)。4月は春休みや大型連休に合わせた各種キャンペーンが好評で全国的に天候が安定し気温も上昇、5月は大型連休の行楽需要が好調だったことや土日数が2日多い曜日回りで底上げされ、6月は度重なる台風の接近と土日が少ない曜日回りで客数失速も、客単価上昇と店舗増に支えられ、7月は西日本を中心に酷暑日があったものの、前年と比較して極端な高温が和らいだことがプラスとなった。外食市場は、インバウンド需要などを背景に堅調推移するなか、物価上昇に伴う消費者の節約志向の強まりや人手不足の深刻化、原材料価格・諸経費の上昇などが継続。ある業務用卸関係者は「長期滞 (…)
ウイスキー(2026年9月17日号)
ウイスキー市場は、金額ベースで26年1〜8月は前年比104%程度(国産105%、輸入103%)と推定されており、堅調な動きをみせている。ハイボール需要が定着する中で、新たな飲酒層へすそ野を広げる取り組みが欠かせない。飲酒シーンで、普段の夕食時に気軽に楽しんでもらう訴求が注目され、ハイボール缶のアイテム拡充も進む。日本洋酒酒造組合が作成したロゴマークの付いたジャパニーズウイスキーは、新商品やラベルの切り替えなどで、徐々に店頭に並んでくる見込みであり、新たな選択肢として一層の周知・啓発が期待される。
ウイスキー市場を活性化させ、消費拡大の起爆剤となったハイボールは、拡大基調が落ち着く中で、“夕食シーン”というタッチポイントへの訴求が、 (…)
コーヒー・紅茶(2026年9月14日号)
国内1〜7月のコーヒー総消費量は、生豆ベースで23.7万t、前年同期比100.6%とわずかに伸びた。家庭用コーヒー市場は、微減とみられ、この4〜5年で5〜6回にわたる価格改定が影響して減少傾向が続く中、今年前半戦は健闘した。コーヒー製品の1杯当たり価格が2〜3割上昇しており金額ベースでは110〜120%となった。夏場は多くのメーカーが家庭で作るアイスコーヒー訴求を強化したことが奏功して消費を押し上げた。1杯飲み切り個包装が、飲用機会を広げ、新規コーヒーユーザー獲得にもつながっている。秋冬は、豆の産地や農園、製法にこだわった高い嗜好性の商品を強化するとともに、引き続きパーソナルユースの個包装製品で消費拡大を図る。
全国スーパーマーケット協会(2026年9月10日号)
進行するインフレ、消費行動の変化、人手不足――。食品・流通業界を取り巻く環境は大きく変わり、これまでの商慣行やビジネスモデルだけでは対応しきれない課題が増えている。こうしたなか、全国スーパーマーケット協会は、個々の企業や業態だけでは解決が難しい課題に対し、業界全体で知恵を持ち寄り、新たな解決策を探る取り組みを進めている。その象徴となるのが、商談展示会「スーパーマーケット・トレードショー(SMTS)」の進化。2027年からは年2回開催へと移行し、2月のSMTSでは食品に加え、物流やDX、AIなど店舗運営を支えるソリューションを拡充。7月には生鮮・惣菜に焦点を当てた「SMTSフレッシュ ソリューション」を新設。SMTSの新たな展開を通じ、食品・流通業界の次な (…)
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