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食料醸界新聞は、毎号、トレンドに合わせた特集・企画をしています。
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低アルRTD(2026年7月16日号)
低アルコールRTD市場(ハイボール含む)は、26年1〜6月上半期の業界推定(販売数量)で、前年比99%の9663万ケース(350ml×24本換算)と、微減で折り返した。25年4月にビール系メーカーがビール類とRTDを値上げしており、その仮需と反動の裏返しで、今年3月は82%、4月は126%、5月は98%、6月は98%の推移。10月の酒税改正では増税が控え、競合するビール類を含めて消費者の選択がどこに向かうかが大きな焦点。価格優位性が残るRTDは、中期的に継続的な市場拡大が見込まれている。もちろん価格だけではなく、多様なニーズを捉えた多彩な商品展開が強みであり、主力ブランドの拡充、新需要創造、マーケティング活動強化で、消費活性化が注目される。
食用塩(2026年7月16日号)
令和7年度財務省・塩需給実績は、需要量(消費量)のうち、家庭用・飲食店等で使用される「生活用」は、10万7000t、前年比6.8%減。2025年度(2025年4月〜2026年3月)の塩市場は、家庭調理機会の減少等の影響によるダウントレンドが継続。家庭用は単身世帯の増加や核家族化などを背景に、小容量タイプの商品が活発化。保存に便利なチャック付きのパッケージは若年層を中心に人気が高い様子。塩の2大需要期の一つは、梅漬けシーズン(6月頃〜)。今年は梅の出来が昨年よりも悪く、一部アイテム(“1kg”など)にマイナス影響が出ている。夏の平均気温は年々上昇傾向にあり、気象庁はこの4月、最高気温が40℃以上の日を「酷暑日(こくしょび)」と呼ぶと発表。40℃を超える気温が毎年のように観測(…)
加工米飯(2026年7月13日号)
26年1〜4月「加工米飯合計」で14万8637t(前年比5.8%減)とマイナス推移。ただし、これは、コメ騒動で特需が発生した反動減という見方が多勢だ。今後も市場は成長すると予測されている。メーカー各社の設備投資も活発で、新工場や新ラインの稼働が今後も複数見込まれている。一方で、加工米飯市場が持続的な成長を維持するための最大の焦点は、やはり「原料米の安定調達」だろう。気候変動によるコメの作柄変動や、生産者の高齢化に伴う供給不安は無視できないレベルに達している。日本の主食である「コメ」の消費量が全体として減少する中、形を変えて成長を続ける加工米飯。単なる利便性にとどまらず、美味しさ、健康、そして国際競争力を兼ね備えた食品として、どう提案していくかが(…)
プラントベースフード(2026年7月13日号)
プラントベースフードは、消費者との接点が増え、認知度も向上。健康志向のなか生活にも浸透。「大豆ミート」は、素材やおかず、メニューなど各タイプで商品化され、JASにも制定。たんぱく質が豊富なことに加え、食物繊維や大豆イソフラボンも含む。豆乳や甘酒などの「植物性ミルク」は、素材由来の栄養素やヘルシーさが特長で、市場も堅調。食の新技術である「フードテック」が、その生産・加工・流通・消費を担っている。
地球環境に配慮し、持続可能な方法で生産されるサステナブルフード。プラントベースをはじめ、培養肉、植物工場野菜、ASC・MSCなどの認証水産物、陸上養殖水産物などが含まれる。気候変動や環境問題の影響で食品の供給(…)
メニュー用調味料(中華&和洋)(2026年7月9日号)
中東情勢の影響もあり、値上げする商品数が再び増加傾向。節約志向は強まる一方で、家庭内食率は高まっているが、簡便・時短志向の流れも変わらない。野菜価格が比較的安定しているため、中華と和風を中心にメニュー用調味料の需要は安定している。より簡便な具入り・具付きも支持されているが、レンジ専用のパウチ入りは割高感もあり売り場が縮小、仕切り直しが必要。エスニック系もじわり拡大、夏の中華フェアでも“冷やし・冷製”提案が増えてくるなど、酷暑に対応したメニューが人気になりそうだ。
中華メニュー用調味料マーケットを昨年から振り返ってみると、25年度1〜12月は購入金額ベースで3%増(数量ベース2%減)、主なメニュー別ではボ(…)
無糖茶飲料(2026年7月6日号)
無糖茶飲料市場は1〜5月で数量ベース99%前後と大型容器を中心に価格改定の影響を受けており、金額では前年を上回っている。6月は前年に比べて気温が低く雨の日が多いことから飲料全般に前年を下回ったか。このうち緑茶飲料市場は前年比98%辺りで有力どころはブランド強化策を打ち出している。麦茶が拡大基調にあるのをはじめとして、ノンカフェインの茶が好調。特にジャスミン茶やルイボスティーなど香りに特徴のあるお茶やアレンジティーが新たなトレンドとなりそうだ。
緑茶飲料は、原料茶価格の高騰が今年の一番茶以降も続いており、3月に伊藤園「お〜いお茶」、コカ・コーラシステム「綾鷹」が価格改定を実施した。(…)
総合卸(2026年6月29日号)
主要食品卸の26年3月期業績は一部を除き増収増益、過去最高益を更新する企業もあり概ね好業績で着地した。価格改定による効果もあり売り上げは伸長しているものの、課題は販売数量の減少。総合商社系の三菱食品は昨年9月、伊藤忠食品は今年5月上場を廃止、親会社である商社の経営資源をフル活用し、中長期の成長戦略を加速させる。データとデジタルによる小売向けの誘客・購買促進支援や、AIによる棚割り提案も活発化。協調領域の物流課題は「加工食品業界 製配販行動指針」(FSP版)に則り改善を推進、次は情報流について「メーカー・卸間次世代EDI推進協議会」での取り組みも本格的に始まった。
主要各社の増収要因は得意先との取引が伸長したこともあるが、商品(…)
チーズ(2026年6月25日号)
25年度(4〜3月)の家庭用チーズ市場は、金額ベースで前年比103%、物量では99%強の微減とみられる。上期を中心に価格改定の影響がみられたが、下期は約105%と月を追って上向いた。26年度に入っても前年下期からの好調が続く。オセアニア産原料チーズ価格は7〜12月もほぼ横ばいの1t当たり5000米ドル強だが、円安に加え中東情勢がらみで資材・包材コストの上昇が懸念されるなど事業環境の先行きは不透明な状況にある。チーズ市場は近年、価格改定が続いた影響もあって消費層は50代以上の年齢高めの層が中心となっている。ここにきて若年層の開拓に向けた取り組みが増え、中長期的なチーズ事業の成長に向けた動きが活発化している。
総合卸近畿地区担当者座談会(2026年6月22日号)
本紙はこのほど、総合卸近畿地区担当者座談会を開催。春季商戦の振り返りでは、3月まで商品単価上昇による売り上げ増があった一方で、4月、5月は数量減があったと指摘。生活防衛、節約志向が現われ、中東情勢なども受け、消費マインドも弱まっているとする。メーカーや小売業に向けては、売り場作りや販促、業務効率化まで含めて提案。サイネージでの52週MD提案やアプリとの連携などにも積極的。地域の食文化を守り、自社ブランドを消費者に認知してもらう取り組みに注力。物流協調には小売業やメーカーの理解や協力が不可欠とし、ドライバーの負担軽減へパレット標準化を推進。納品伝票電子化のパイロット運用、入荷予約システムの拡大、庫内作業や待機時間の削減などDX化も推進。庫内で(…)
本格焼酎(2026年6月18日号)
本格焼酎は、原材料などのコストアップによる値上げが続く中、7月に芋焼酎有力ブランドが値上げ。消費喚起では、トレンドの香り系焼酎の訴求に一段と力が入り、炭酸割りの飲み方提案やRTD商品の拡充で、飲用機会の拡大や新たな飲酒層の開拓につなげる。一方で、従来からの焼酎ファンへのアプローチにも目が向けられ、長期貯蔵・樽熟成など高付加価値商品の開発も進展。また、カクテルの訴求が国内外の市場開拓に、重要なポイントとなっている。
本格焼酎の課税数量は、日本酒造組合中央会概数で今年1〜4月が前年比102.3%の10万8086kl(約60万石)。原料別では、麦焼酎が102.0%(構成比44.0%)、芋焼酎が104.0%(43.8%)、米焼酎が97.3%(7.9%)、そば焼酎が108.6%(…)
ギフト(2026年6月15日号)
中元の間口が広がってきた。夏の挨拶として、日頃お世話になっている決まった相手に贈る、という枠組みを拡大させ、“自分”や“家族”に向けて、お取り寄せ感覚で季節、数量限定品など夏のグルメを楽しむイベントとして徐々にシフトが進んできた模様。デパート各社は「自分へのご褒美」ギフト強化の動きをみせ、関連商品を増やしたところも。今夏も厳しい暑さ、酷暑の予想で、夏物商材の盛り上がりに期待大。冷製惣菜やアイス、ゼリー、アイスコーヒー、体調管理を意識し肉など滋養がつくセットを提案。サッカーワールドカップイヤーの今年は自宅観戦を楽しむ人が増えるとして、ピザやフリットなどシェアできるグルメを揃え、ニーズに応える。自宅向け“自家需要”は注目企画の一つで、東西の(…)
カレー(2026年6月11日号)
家庭用カレー市場は、インテージSRI+によると2025年度(25年4月〜26年3月)のカレーカテゴリー(ハヤシ、カレーうどんの素含む)販売金額は1275億円で前年比100.8%と伸びた。ルウは、主要メーカーの値上げがあったものの、その後の需要喚起策の効果もあって新価格が浸透した。一方で、同様に価格改定があったレトルトは、食料インフレが収まらないなか、中高価格帯の売れ行きが振るわず前年を下回った。今後は、ルウでは、ハウス食品が「こくまろ」をこの春にリニューアルし、昨年価格を据え置いた「X‐BLEND」と共に、節約志向に対応し“コスパの良いメニュー”というカレーの価値を守る。エスビー食品も今春に「とけ込む」をリニューアルし、値ごろ価格帯への対応を図る。レトルトでもハウ(…)
こだわり食品(2026年6月8日号)
多様化する消費者ニーズ。複雑、そして細分化している。こだわり食品には、はっきりとした定義や基準はあるわけではなく、コモディティ商品と比べ、手間暇かけた昔ながらの製法やニューテクノロジーの採用、国産や地産地消食材の積極使用、シーズン、数量限定、容器の工夫(エコタイプのパッケージや鮮度を保持する二重構造ボトル)などで差異化を図った商品と考えるのが主流。最近では、訴求ポイントの一つとして、空間対効果を意味するスペースパフォーマンス(スぺパ)も耳にするようになってきた。コストパフォーマンス(コスパ)やタイムパフォーマンス(タイパ)から派生したとされ、限られた空間をどのように有効活用するかという考え方。こうした流れもあって、軽くて場所を取ら(…)
スーパーの挑戦(2026年6月4日号)
食品スーパー各社が、厳しさを増す経営環境への対応を加速している。サミットは店舗間で製造機能や物流網を共有する新たなオペレーションに踏み出し、ヤオコーは“食のプロ”としての提案力を生かした売り場づくりを推進。イオンフードスタイルは品揃えの最適化と標準化を軸に収益力向上を図る。それぞれの新店や改装店には、生産性向上と顧客価値創出の両立を目指す各社の戦略が色濃く表れている。
サミットは「生きる糧を分かち合うお店」を使命として、顧客や取引先と社会課題に取り組むなど、さまざまな活動を展開してきた。今回、これをブラッシュアップして新たなブランドスローガン「いっしょにワクワク 生きるを(…)
ハム・ソーセージ(2026年5月28日号)
原材料価格や物流費などのコスト増、物価上昇に伴う節約志向の継続、行動変容による市場構造の変化などに加え、降って沸いた石油由来製品の調達不安など、消費市場を取り巻く環境は依然先行き不透明。こうしたなかハム・ソーセージ各社は今期、食トレンドを捉えた商品開発を継続し、猛暑・酷暑下での食シーンを想定した商品も引き続き投入。主力ウインナーに対する施策も計画。食肉では前期、鶏肉相場上昇が各社業績に寄与。中東情勢によるコストへの影響も試算。サステナビリティにも積極対応。
ハム・ソーセージ各社の食トレンドに応じた商品開発例として、簡便化志向に対しては、温めるだけで味がしみこみ、ほろほろ食感も味わえる伊藤(…)
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