キッコーマン

19年度方針「前々日受注」に順次切替え  物流費抑制と効率化  高付加価値化を推進 しょうゆ、つゆ・たれ、豆乳     

2019年7月24日
キッコーマン
米麦加工品
キッコーマンは取引先への納品を「前々日受注」に変更、高騰している物流費の抑制と効率化を図る。中計(18~20年度)での重点施策である高付加価値化を19年度も推進、国内のしょうゆ、つゆ・たれ、デルモンテ、豆乳などで拡充し、低収益品目は整理する。海外は既存地域の成長継続と中南米など新規エリアの開拓を課題に取り組む方針。決算説明会で堀切功章社長CEOとキッコーマン食品社長(6月25日付)に内定している中野祥三郎取締役常務執行役員が話した。

堀切社長
「前々日受注」は5月の連休明けまでテストを実施、得意先の理解を得ながら順次切替え欠品の削減、車両確保と出荷量の平準化などを図る。堀切社長によると国内物流の積載率は40%と低水準。特に納品後の帰り便が空荷になる無駄が多い。業界を超えた共同配送などの取り組みに加えて、パレットへの積付けの工夫や、商品・ケースサイズなど商品開発段階から考慮して設計するなど自社で改善できることもまだあるという。
 「いつでも新鮮」シリーズは新発酵技術採用の「まろやか発酵」や発酵だし使用を軸にして、「減塩」も高齢者に加え若年女性も獲得する。「本つゆ」は収益改善が進み、シェアもトップに迫る勢い。「うちのごはん」は2~3年足踏み状態が続いたが、今春の「キャベツのガリバタ醤油炒め」が好発進、主菜メニューを強化して中高生のいる家庭に訴求。既存の副菜メニューは子育てが終わった世代に売り込む。
 豆乳は健康志向を背景に伸長してきたが、最近は「おいしいから」や料理の使用に広がり成長。高付加価値化や機能性、若年層にはバラエティー品で需要層を拡大する。
 設備投資は今夏竣工予定の新研究開発棟(千葉・野田)、豆乳で1ライン増強(茨城)、野田と高砂のライン更新。海外もしょうゆの生産能力増強、卸事業では米国ロサンゼルスの倉庫倍増等で合計284億円。
3月期決算

売上高・利益とも過去最高/ 国内営業益率6・7%/ 「いつでも新鮮」10%弱伸長



キッコーマン連結決算セグメント別業績
 同社の19年3月期連結決算は売上高4535億65百万円(前年比5・3%増)営業利益384億17百万円(5・2%増)経常利益379億25百万円(5・4%増)純利益259億92百万円(9・0%増)。売上高は2期連続、営業利益は5期連続、経常と純利益は6期連続で過去最高を記録した。為替の影響は売上高に19億円、営業益に2億円、経常には1億円、純利益に1億円の要因。営業利益は海外で約7割稼いだ。
 国内は原材料や減価償却費の増加はあったものの、売上増と体質強化により営業益は5億円の増益、営業益率は6・7%と0・2ポイントアップした。

国内食料品製造・販売の内訳
 【国内食品製造・販売】〈しょうゆ部門〉は家庭用「いつでも新鮮」シリーズが2ケタ弱の増加だったが、既存ペット容器が前年を下回った。加工・業務用も減少し部門計で微減。
 〈食品部門〉のつゆ類はストレート「具麺」が好調、濃縮つゆ「本つゆ」も伸長しシェアも拡大した。たれ類「わが家は焼き肉屋さん」も好調、「ステーキしょうゆ」、業務用も伸ばした。「うちのごはん」は前年割れ。デルモンテ調味料は「リコピンリッチ」など付加価値商品が伸長し部門計でプラス。
 〈飲料部門〉の豆乳飲料は特保や無調整、バラエティー品、飲用以外の用途も拡大して増加。デルモンテ飲料は「リコピンリッチ」や無塩トマト・野菜が好調で部門計で伸長した。〈酒類部門〉の本みりんは前年割れ。ワインは輸入品を終売した影響で減収。
 【海外食品製造・販売】〈しょうゆ部門〉は5%増(北米4%増、欧州9%増、亜・豪5%増)。【海外食品卸売】は日本食ブームを背景に11%増(北米8%増、欧州15%増、亜・豪10%増)。
 次期の業績は売上高4735億円(4・4%増)営業利益397億円(3・3%増)経常利益389億円(2・6%増)純利益269億円(3・5%増)を見込む。
米麦加工品
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