家庭用食用油

ごま油ベースで新戦略

かける生食をペースアップ/ 日清オイリオはごま油入り調味料路線で2品/ J‐オイルはごま油ベース オメガ3系ブレンド2品

 日清オイリオグループ、J-オイルミルズの食油大手2社は、家庭用食用油市場の継続的な拡大に向けて、今秋家庭用ごま油市場へ新たな付加価値を持った製品を提案する。家庭用ごま油は、このところのかける・あえるメニューの拡大をけん引する1ジャンル。調味用途のニーズも高まり、2015年度以降好調に推移してきており、同市場のさらなる活性化を図る。テーマは、かける(生食)消費の加速で、テーブルユースの鮮度保持型の小容量ニューパッケージを訴求。
 日清オイリオは、「オイルの風味を調味料として楽しむ」という新たな切り口の提案を行うことで、かけるオイル市場のさらなる拡大を促進。その商品展開の第1弾として、8月下旬から「日清味つけごま香油」2品を新発売する。より手軽に、おいしくごま油の生食メニューを楽しむ新商品を投入。ごま油をベースとした調味料タイプだが、かけるオイルカテゴリーで展開する。
 J-オイルミルズは、香り豊かな高温焙煎ごま油に、オメガ3(n-3系脂肪酸)豊富なアマニ油、えごま油をそれぞれブレンドした2品。ヘルシー特性のアマニ油、えごま油は消費者の使用意向が強いが、購入率とは乖離も大きい。ごま油をベースにして、使いやすさや美味しさを合わせてアピールすることで、消費に弾みをつける狙い。

会員登録に進む
続きを読む(会員限定)

2018年7月20日