国税庁

平成28年度調査/清酒輸出 「拡大」意向が7割超/ 蔵元の半数に実績、大手はほとんど/ 仕向け先は米、韓、台など/ 新規、既存顧客の受注増加

 国税庁がまとめた「清酒製造業者の輸出概況」(平成28年度調査分)によると、製造業者の51・9%が輸出を行っており、大手(平成27年度の課税数量で1300kl超)は93・9%の高率だった。輸出業者は前回調査から47者増えて761者。業者数のうち、中小が94・0%を占めるが、輸出数量の70・5%は大手によるもので格差が大きい。輸出に対する認識調査では、増加の理由は「新規受注の増加」と「既存顧客からの受注増加」がともに60%以上の高い割合。今後の輸出意向は「拡大」が70%を超え、「現状維持」と合わせると95%以上となった。

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2018年3月9日