第一次産業の事業化進む

2018年1月1日増刊号3集

 担い手の高齢化や海外との競争など、取り巻く環境が厳しさを増している日本の第一次産業。特に農産物は農業従事者の高齢化が深刻で、農地の荒廃が懸念される。水産業では、イカやサンマの不漁により、スーパーマーケットの鮮魚売り上げが落ち込むなど食市場全体に大きな影響を及ぼしている。畜産では、輸入品との競争が激化している。一方で、消費者が、国産、さらには有機、環境配慮など、こだわりを強めるなかで、国内の一次産品へのニーズは高まっている。こうした生産の実態と市場のギャップを埋めるべく、メーカー、流通など食関連企業は第一次産業の事業化を進めている。

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2017年12月29日