ルウシチュー好調

2年ぶりに前年超え/多彩な商品提案 気温低下も加勢/ハウス、かけるシチュー「主菜化」施策が奏功/エスビー 濃いシチュー群2割増/江崎グリコ 一桁後半の伸びキープ

 長らく停滞していた家庭用ルウシチューが、今シーズンは好調なスタートを切っている。気温の低下もあるが、7割強のシェアを保有するハウス食品はシチューメニューの主菜化をめざす“ご飯にかけるシチュー”の新商品上乗せが効いて、計画を上回る好発進となっている。エスビー食品は「濃いシチュー」の期間限定品ラクレットチーズなど多彩なメニュー提案を推進、江崎グリコもクレアおばさん・ハロウィン企画が奏功し、ともに好調な伸びを示す。メーカー出荷ベースでは4~10月1%強の伸びだが、秋口以降は一昨年水準も上回り、18年1~3月も好調を維持できそうな勢いである。フレーバー別ではクリーム1%増と堅調、ビーフ系が8%増、その他2ケタ増の全般に上昇。

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2017年12月8日